2022年度新設保育所紹介、第8回は「本町敬愛保育園(中央区)」です。
なお、大阪市内で2022年4月以降に新設開所する保育所等が発表されましたに一覧表を掲載しています。ご参照下さい。
ストリートビュー・基本データ・周辺環境
基本データ | |
仮称 | 本町敬愛保育園 |
住所 | 大阪市中央区安土町2-4-11 シティタワー大阪本町1F(北側?) |
開所予定日 | 2022年4月1日 |
予定定員 | 60名 |
設置・運営法人 | 社会福祉法人徳和会 |
ホームページ | https://www.tokuwakai.jp/facilities/honmachi_keiai_hoikuen/(※3/9時点で閲覧できない) |
本町敬愛保育園は大阪市中央区安土町2-4-11 シティタワー大阪本町1Fに設置されます。855邸が入居する大阪市内最大級のタワーマンション「シティタワー大阪本町」の1階部分です。
タワーマンションの周囲をぐるりと歩いたところ、保育所が設置される可能性あるのは北側部分のみでした。建設予定図には「店舗」と記載されていました。
タワーマンション自体の建設工事は終了し、現在は保育所部分の内装工事が行われています。週末にも関わらず、大勢の作業員が内部で作業を行っていました。
ここに定員60人・延床面積335平方メートルの保育所が設置されます。やや小ぶりな施設です。
大阪市内では数多くのタワーマンションが建設されていますが、認可保育所を併設したマンションはごく僅かでした。
大規模なマンションが新設される地域は保育需要が急増しますが、これに見合う保育所を設置するのは容易ではありませんでした。地価が高く、採算を取るのが難しい為です。
その点、タワーマンションの1階部分に保育所を併設し、入居者や周辺住民が利用できる様にするのは自然な流れです。特に一定規模以上の超大規模マンションでは義務づけて欲しいぐらいです。
以前に行われた説明会で配布された資料が大阪市ウェブサイトに掲載されています。
一方で課題もあります。園庭として利用出来る空間が全くありません。施設内にボルタリングできる壁を設置し、週2回程度は靱公園や中之島公園へ遊びにいくそうです。
この地域の事情を知っている方はすぐに違和感を抱くでしょう。ここから子供の足で靱公園や中之島公園へ遊びに行くには、余りに遠すぎます。
どちらも約1kmの道のりです。子供の安全を保ちつつ、一定時間内で往復するのは容易ではありません。到着するまでに何度も大通りや信号を渡ります。歩道がない道路も多いです。3-5歳児でも厳しく、0-2歳児は無理です。週に2回どころか、月に1回すら難しいです。子供にとっては遠足同様の距離です。
また、靱公園や中之島公園へ遊びに行くより、ほぼ同じ距離にあって遊具類が豊富な中大江公園の方が遊びやすいと感じています。他の保育施設の園児と時間が重なる事もありますが、小さな子供にとっては元気に遊べる場所です。
記憶の範囲となりますが、中之島公園は子供が遊べる遊具が無かった気がします。芝生広場はあるのは魅力的です。靱公園も良い場所ですが、遊具が少ないです。どちらも都心部方向にあるので、交通量が非常に多い地域となります。保育所所在地から気軽に利用出来るとは言い難いです。
最寄駅は地下鉄堺筋本町駅です。地下鉄本町駅(御堂筋線)も利用出来る距離です。
運営法人・設置予定地域の保育事情
本町敬愛保育園を設置・運営するのは、社会福祉法人徳和会(3/9時点でアクセス出来ません)です。本部は兵庫県新温泉町にあります。
非常に紛らわしいのですが、大阪市で堀江敬愛保育園や立売堀敬愛保育園を運営している社会福祉法人智恩福祉会とは別組織です。
御堂筋・本町通・東横堀川・大川に囲まれた地域は、大阪市内で最も保育所等が少ない地域です。皆無に近い状態です。地価が極めて高く、ビジネス色が強い地域だからでしょう。
ここ数年でタワーマンションが増えてきましたが、それに見合う保育所等が整備されていません。隣接地域(御堂筋以西、大川以北等)にある保育所等に通っている話を聞きました。
ただ、本保育所を希望した方は決して多くありません。2次調整では3歳児以外の全クラスの追加募集が行われました。