2022年度新設保育所紹介、第7回は「たから野里保育園(西淀川区)」です。

なお、大阪市内で2022年4月以降に新設開所する保育所等が発表されましたに一覧表を掲載しています。ご参照下さい。

ストリートビュー・基本データ・周辺環境

基本データ
仮称たから野里保育園
住所大阪市西淀川区野里1-7-22付近
開所予定日2022年4月1日
予定定員84名
設置・運営法人(福)たから福祉会
ホームページhttp://takara-fukushikai.com/takara-kodomoen/(たからこども園)

たから野里保育園は大阪市西淀川区野里1-7-22付近に設置されます。野里本町商店街の一角となります。

この地域はここ数年で大きく変化しています。以前は商店街にアーケードが掛けられていましたが、2020年に撤去されました。タイル模様の道路はアスファルト敷きとなりました。

【大阪市西淀川区】アーケードのなくなった野里本町商店街を歩いてみました。 東端には悲しいお知らせが待っていました・・・。

街が商店街から住宅街へと急激に変わっています。コロナ禍や食料スーパー・ネット通販の台頭等、地域の小商店には著しい逆風が吹き荒れています。

そうした観点から考えると、住宅街化しようとしている街の一角に保育所が新設されるのは自然な動きです。

現在は地中部分の工事が終わり、建物の基礎部分の工事が進められています。3月末までに工事は終えられる様子です。

敷地の広さにはゆとりがあります。園舎は東側(写真左手)に建築されます。西側(写真右手)は小規模な構造物を作ろうとしている様子があります。この間が通路は小規模な園庭になるのでは、と感じました。

同園から歩いて2分程度の場所には、遊びやすい野里公園があります。広く、遊具も豊富で、何より掃除や管理が行き届いているのが嬉しいです。園から遊びに出掛ける事も多いでしょう。

保育園からの最寄駅は阪神本線姫島駅です。国道2号線を渡るので、徒歩6分~7分ほど掛かります。また、JR東西線御幣島駅やJR東海道線塚本駅も利用可能です。自宅の最寄駅や職場の最寄路線に応じて使い分ける事になるでしょう。

運営法人・設置予定地域の保育事情

たから野里保育園を設置・運営するのは、(福)たから福祉会です。姫島でたからこども園を、御幣島でたから保育園にしよどルームを運営しています。地域に密着した社会福祉法人ですね。

意外かもしれませんが、西淀川区は保育所等へ入所するのが決して容易ではありません。ここ数年の大阪市は市内中心部で積極的に保育所等を新設していますが、西淀川区を含めた隣接地域での新設はやや消極的です。

ここ数年のマンションブームにより、隣接地域でもファミリー向けのマンションが増加しています。夫婦共働きでの資金計画で購入する世帯が多い為か、こうした地域では保育需要が手堅く推移しています。

市内中心部や周縁部での保育所等への入所倍率が年々下がる中、隣接部の倍率は下がるどころか横ばいや上昇する地域もあります。西淀川区の中心地域たる野里もその一つです。

同園の初年度募集は殆どの年齢で募集数と第1希望数が均衡しています。第1希望者の大半はこのまま内定するでしょう。

令和4年度保育施設一斉利用申込み状況等(1次調整)の公表について
https://www.city.osaka.lg.jp/nishiyodogawa/cmsfiles/contents/0000547/547646/R4isseinyuusyo_itijityousei_syuukei.pdf

西淀川区は高い交通利便性を有する反面、古い戸建て住宅が建ち並ぶ地域が多いです。子育て世帯の潜在的なニーズが強いので、今後は少しずつ大型マンションへ姿を変えていくでしょう。