感染爆発の波は大阪市立学校園も襲っています。
1月19日は新たに40学校園が臨時休業を行います。17日から継続して休業する16学校園と合わせ、計56学校園が臨時休業となります。依然として全体の1割を超えています。
本日発表されたのは、数多くの高校や幼稚園が含まれているのが特徴的です。高校生は部活動が、幼稚園はノーマスク・ノーワクチンが感染を拡大させやすい要因です。
何度も記載している通り、ここに掲載されているのは臨時休業を行った学校園のみです。緊急下校、学級・学年閉鎖、いきいき休業、休業期間が土日と重なったケースは含まれていません。
実際にはこの数倍以上の学校園で感染者が確認されています。
本日発表分では、矢田北小学校の児童3人が多く感じられました。同小は午後の授業を切り上げて緊急下校を行いました。つまり、昼から夜に掛けて、3人の児童の陽性を確認した事となります。今後の感染拡大が強く懸念されます。
17日から臨時休業が始まった鷺洲小学校は、既に20日までの延長が確定しました。大規模校では調査に時間が掛かってしまいます。
高松小学校は14日に緊急下校を行い、19日も臨時休業となっています。学校日記には「本校でも日々複数学級で複数名の児童の新型コロナウィルス感染が確認されています。」と記載されており、感染が相当広がっている様子が窺えます。
休校が長引いていますが、殆どの学年は自宅でプリント学習を行うものとされています。Teams等を利用したオンライン授業を行う学年は、5年生や6年生の一部授業に限られています。
大阪市は臨時休業中も双方向のオンライン授業を行って学びを止めないと強調した筈です。しかし、今行われているのは、旧態依然としたプリント学習です。呆気にとられます。
明日以降も多くの学校園が臨時休業となります。コロナ禍における学校運営で何を最重要視するか、そして臨時休業中に学びをどうやって継続するか、改めて確認して欲しいです。感染急増に右往左往している姿しか見えません。