大阪府の1/17コロナ感染者は2,549人でした。月曜日としては過去最多、異常な数字です。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0117.pdf

そして大阪市立学校にも嵐がやってきました。1月18日は新たに46校が臨時休業を行います。17日から継続して休業する5校と合わせ、計51校が臨時休業となります。全体の1割を超える規模です。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000509375.html

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(1/18追記)
今朝になって更に2校が臨時休業を行うと発表しました。

判明日が本日付です。早朝に保護者から連絡があり、臨時休業という判断に至ったのでしょう。

原則として各学校の電話は18時以降から留守番電話となります。家庭から緊急の連絡があっても、学校には電話が繋がりません。何とかならないものでしょうか。

大阪市教委の学校日記は簡易表示となっています。アクセスが殺到しています。

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特に心配なのは同一校で3人以上が感染しているケースです。2人までは別ルートという可能性があるとしても、3人となると話は別です。堀江小学校(4人)・喜連北小学校(3人)が該当します。

堀江小学校では1月13日(木)に児童1人の感染が判明し、緊急下校を行いました。濃厚接触者等の特定が終了し、翌14日(金)は朝から通常授業を行いました。しかし、週明けの本日17日(月)になってから児童4人の感染が判明しています。

13日に行った調査が甘く、結果として感染者と接触等があった児童を見逃してしまいました。しかし、教職員は疫学調査を行う研修等を受けていません。「学校の調査不足」と責めるのは酷です。

実は同じ様な事例は他校でも頻発しています。大淀小学校は14日(金)に感染判明、17日(月)に学校再開、17日午前中に児童複数の感染判明&給食後に下校、翌18日は通常登校を予定しています。

休校、再開、また緊急下校となると、子供も保護者も落ち着く事が出来ません。明日になって新たな感染者が判明する可能性は少なくありません。

だからといって長期間に渡って臨時休業を行うと、家庭に著しい負担がのし掛かります。2年前の長期一斉休校の記憶が蘇ります。

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(追記)
大阪市ウェブサイトに掲載される感染者は「臨時休業の決定にあたって判明した感染者数を参考に掲載しています。」という注釈が付いています。同一校で複数の感染者が発生しても、「感染者1名」という記載のままというケースは少なくありません。

感染の広がりを窺わせるのは「休業期間の延長」です。調査が長引いているという側面もありますが、「新たな感染者が判明し、調査範囲が広がった」という理由も多いです。

また、感染者が判明しても臨時休業を行わなかった学校は掲載されていません。緊急下校、学級・学年閉鎖、いきいきのみの休業、休業期間が土日と重なった、等のケースがありました。

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保育所等や幼稚園も同じ様に感染者が判明し、臨時休業を行う施設が多発している筈です。未就学児が集まる施設は小学校以上に無防備です。

このペースで進むと、大阪府は今週末にも重点措置の要請基準としている病床使用率35%を超過します。週末ないし週明けに3府県で協議し、重点措置(もしくは宣言)を国へ要請する段取りが見えています。

大阪府は1日の感染者が5,000人を超えようとしています。感染のピークは未だ見えていません。