感染爆発の波は大阪市立学校園も襲っています。
1月21日は新たに38学校園が臨時休業を行います。前日から継続して休業する24学校園と合わせ、計62学校園が臨時休業となります。日に日に増えています。
臨時休業に占める継続休業の割合が日に日に上昇しています。
本日発表分から感染者数の代わりに「(注)濃厚接触者等複数による臨時休業」という注意書きが付された学校が現れました。
森之宮小学校の学校日記には「この度、3年生の在籍者の約20%を上回る児童に、かぜ症状がみられることから、本学級は、1月21日(金)を臨時休業とします。」という文章が掲載されています。同小学校の3年生は22人です。少なくとも7人にかぜ症状が確認されました。
同校では17日(月)に児童の感染が確認され、緊急下校を行いました。その後はかぜ症状の拡大による学級閉鎖や臨時休業を断続的に行ってきました。しかしながら多くの学年でかぜ症状が広がり、今日も臨時休業を行っています。
歌島小学校の学校日記には「本校では、今週に入り体調不良等による出席停止の児童が増加しております。つきましては、学校医と相談した結果、風邪様疾患等の蔓延を防止するためにも、次の措置をとることにしました。」と書かれています。同校では教職員の感染が確認されています。他の教職員や担当したクラスへの感染拡大が強く懸念されます。
淡路中学校は14日~17日に臨時休業を行い、18日から再開しました。しかし、20日に一定数の生徒がかぜ症状等によって出席停止となり、緊急下校・臨時休業となりました。
これら3校の学校日記には「かぜ症状」と書かれています。が、大阪市ウェブサイトには「濃厚接触者等複数による臨時休業」と記載されています。「かぜ症状の蔓延」と「濃厚接触者等複数」を矛盾無く組み合わせると、結論は自然と導けます。
少し違った理由なのは築港中学校です。
1・2年生が18日に緊急下校・23日まで臨時休業となりました。更に3年生は19日に緊急下校・23日まで臨時休業となりました。共に「家族が新型コロナ感染症等の濃厚接触者となり、自宅で待機する生徒が増えてきました。」が理由とされています。
同居家族が感染者や濃厚接触者と判定されたりPCR検査を受ける事になると、子供も自宅待機となってしまいます。ただ、同一校区内にある小学校は臨時休業を行っていません。
休業が長引いている学校は、日々の学習課題にも苦慮している様子です。
鷺洲小学校や高松小学校は、21日はプリント学習ばかりが行われる予定です。双方向でのオンライン授業は皆無です。「登校できなくてもオンライン授業で学びを保証できる」という見解は画餅でした。リソースが限られているとは言え、この数ヶ月間、学校や市教委は何をしていたのでしょうか。
臨時休業はまだまだ発生します。家庭で学習できる環境を整えておきたいです。