新型コロナウイルス(オミクロン株)は教育現場を直撃しています。今日は大阪府立高校16校が臨時休業を行っています。

https://www.pref.osaka.lg.jp/hokentaiku/hoken/rinjikyuugyou.html

心配なのは、生徒4人が感染した貝塚高等学校、そして生徒5人が感染した枚方津田高等学校です。校内感染が発生した可能性が強いです。

大阪市立学校は13日から新たに4校が臨時休業を行っています。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000509375.html

新年以降に感染者として報告されているのは中学生以上の生徒や教職員ばかりです。ワクチンを接種していない小学生以下の生徒の感染事例が皆無とは考えにくいです。小学校での感染拡大を強く懸念しています。

更に感染者が増えると何が起きるのでしょうか。参考になる先行事例は沖縄県です。一斉休校を行っていない自治体では、学級閉鎖が相次いでいます。ただ、学年閉鎖や休校は多くありません。休業する範囲を限定し、可能な限り学校を開き続けたいとの思いが感じられます。

規模が大きい那覇は学級閉鎖16校、学年閉鎖と臨時休校はなかった。沖縄市は学級閉鎖6、学年閉鎖1で、石垣は学級閉鎖5、休校1などとなっている。うるまは休校1、学級閉鎖は複数あるとし、「詳細は答えられない」としている。

 浦添、豊見城、糸満、南城、宮古島の5市は原則として11日から一律に臨時休校などの対応を取っている。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/893607

感染者が急増すると保健所の業務が著しく滞ります。PCR検査を行うまでに時間が掛かります。既に大阪でも発生し始めている現象です。

沖縄県では学校関係者にPCR検査を行う範囲を限定すると発表しました。

新型コロナウイルス感染の急拡大でPCR検査が逼迫(ひっぱく)し、沖縄県内小中高校の学級閉鎖、学年閉鎖、臨時休校の期間が長引いていることを受け、県教育庁は12日、学級閉鎖などの基準緩和を発表した。検査は濃厚接触者のみに限定し、その他の児童生徒は陽性者との接触から5日間、教職員は3日間がたち、無症状で健康面に問題がなければ学級閉鎖などを解除できる。

保育所等も厳しい状況です。那覇市内の保育所や幼稚園等では約10%が臨時休業、約5%の施設で陽性者が判明しています。

保育の現場も深刻だ。那覇市によると、8日時点で那覇市内246カ所の保育園や幼稚園のうち約1割にあたる23施設が休園。これ以外でも11施設で陽性者が出ており、全体で45人(うち31人は保育士など職員)の感染が確認された。休園は原則5日としているが、行動履歴の調査や検査結果が追いつかず1週間程度休園する園もあるという。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6415024

学童保育も回っていません。

勤務先の那覇市内の施設でも1人が感染、2人が濃厚接触者で出勤停止になっています。

沖縄県学童保育連絡協議会・安里国浩事務局長:「職員も2人でしか対応できなかったので(職員2人で)対応したのは30人弱。学童が本来の機能を果たせていない。果たせなくなる状況は、僕らとしても心苦しい」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000241000.html

感染者が急増している大阪でも、近日中に沖縄と同様の事態が発生すると考えられます。

もしも自分や家族が感染ないし濃厚接触者となったり学校や保育所等が臨時休業となった場合にどう過ごすか、今の内からご家族で話し合う様にして下さい。問題が生ずる前に予め対応手順を考えておくのは、災害対応と同じです。

我が家は外出せずに済む様に、備蓄食料や子供が時間を潰せる物(ゲーム・本・問題集等)を少しずつ増やしています。感染や濃厚接触を免れても、無駄にならない物ばかりです。

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