大阪府内の新型コロナウイルス感染者は信じられない水準までに低下しました。しかし、まだ気は抜けません。

大阪府豊中市の児童施設でクラスターが発生し、児童27人・職員9人の合計36人の感染が確認されました。

大阪府は11日、豊中市の児童施設で児童27人と職員9人のあわせて36人の感染が確認されたと発表しました。
府はクラスターが発生したとしていて、施設は休園しているということです。

クラスターが発生したのは、大阪・豊中市の児童施設です。

大阪府によりますと、この施設では今月9日と10日に職員2人の感染が相次いで確認されたため、ほかの児童や職員、あわせておよそ50人のPCR検査を行いました。
その結果、児童27人、職員9人のあわせて36人の感染が新たに確認されたということです。

施設に在籍する児童は30人で、感染した児童は9割にあたります。

大阪府は、クラスターが発生したとしており、施設は休園し、保健所の指導を受けて消毒などを行ったということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211111/2000053744.html

豊中市内の児童施設一覧から児童30人という施設を探した所、0~2歳児の保育を行う地域型保育事業や保育所分園等が見つかりました。クラスターが発生したのは、こうした施設の1つだと考えられます。

この規模の施設はコンパクトです。中には1つの保育室で30人を保育している施設もあるでしょう。何らかの感染症が持ち込まれると、室内であっという間に広がってしまいます。

12歳以上の間ではコロナワクチンの接種が進んでいます。大阪府のワクチン2回接種率は69%を越えました。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/pref/osaka/

しかしながら、12歳未満への接種はまだ行われていません。新型コロナウイルスに対して無防備な状態が続いています。

ここに感染力が強いデルタ株が持ち込まれたら、あっという間に広がってしまいます。「感染力が弱くなって第5波が収まった」という指摘がありますが、このクラスターを見る限りではそうとは考えられません。

感染経路は全く分かりません。初めに感染が確認されたのは職員ですが、保護者経由で感染した無症状の乳幼児から広がった可能性もあります。

0-2歳児クラスへコロナが持ち込まれてしまうと、感染拡大を防ぐのは困難です。別の保育室で保育を行っているならまだしも、大きな保育室で遊びや給食を共にしていたら広がってしまいます。

新型コロナウイルスは今後、ワクチンを接種できない12歳未満の子供の間や2回接種を行っていない大人の間で広がると指摘されています。

旭川市では2回未接種者の飲食・カラオケクラスターが頻発

北海道旭川市では複数のクラスターが発生しています。2回未接種者が飲食店のカラオケを通じて感染を拡大させた可能性が高いです。

 旭川市保健所によると、10月1日~11月9日に市内の飲食店で感染が確認された35人は、20~40代の若い世代が中心で、このうち9割近い30人はワクチンの2回接種を終えていなかった。感染者が出た23店のうち、約8割の19店が3・6街に集中していた。同じ期間の市内全体の感染者は177人で、8割の144人が2回接種を完了していなかった。(中略)

 また旭川市保健所によると、クラスターが発生した飲食店にはいずれもカラオケがあり、不特定多数の客がマスクを外して歌ったり、店内の換気が不十分だったりする例が目立った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9d750d998895b30c5d5a1958e367753d14cbfc91

言葉がありません。

ワクチン2回接種を終えていない人物は会食禁止・カラオケ禁止にして欲しいです。2回接種者とはリスクが全く違います。