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(11/15追記)
男の子の死亡が確認されました。ご冥福をお祈りします。

岡山市北区の認可保育園「第二さくら保育園」で10月、園庭の遊具の隙間に首が挟まり、重体となっていた男児(2)が15日、市内の病院で亡くなった。捜査関係者が取材に明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/baed1afa906aa0ac2277e231fa6de9a710020a7b

 県警によると、男児は集中治療室(ICU)に入っていたが、同日午前、医師が死亡を確認したという。
https://www.sanyonews.jp/article/1197490

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(10/19追記)
地元放送局のKSB瀬戸内海放送が「保育園遊具での重体事故はなぜ起きたのか…専門家が語る対策、現場の声は? 岡山市」と題するニュース特集を放映しました。

遊具の整備に加え、保育士の配置基準を指摘する意見もありました。

ただ事故が発生した当時は、2歳園児17人を保育士3人で見守っていました。人数は十分でした。外遊びの際は配置基準以上の保育士が見守っている園が多いと思います。

事故が起こってしまった大きな要因は「死角」と「隙間」です。

首が引っかかってしまった園児未だ重体だそうです。回復を祈るばかりです。

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(10/18追記)

 園庭の遊具の隙間に首が挟まり男児(2)が重体となった事故を受け、岡山市北区富原の認可保育園「第二さくら保育園」で16日、保護者説明会が開かれた。

 非公開で行われ、出席した保護者らによると、園側は事故当時の状況を説明したほか、この遊具を撤去する方針を示したという。終了後の山陽新聞の取材に、平松早苗園長は撤去方針を伝えたことを認めた上で「保護者からは撤去に反対する意見も受けており、正式決定には至っていない」と述べた。

https://www.sanyonews.jp/article/1186559

重大な事故が発生してしまった遊具を撤去する考えと子供の遊び場として残して欲しい考え、両方とも理解できます。

「遊具を見ると思い出してしまう」という方もいれば、「楽しい遊具で今後も遊びたい(改修した上で)」という方もいるでしょう。

事故が発生した直後は様々な視点から落ち着いて考えるのは難しいです。当面は遊具を使用不可とし、事故に遭われた園児家族の意見を尊重しつつ、少し時間をおいた上で改めて検討するのが良いと感じました。

撤去するのはいつでもできます。但し一度撤去してしまうと、「やはり残しておくべきだった」と考え直しても手遅れです。

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第二さくら保育園(岡山県北区北区富原3700−1)で痛ましい事故が起こりました。助かって欲しいばかりです。

保育園の遊具に首がひっかかり…2歳園児が意識不明の重体【岡山・岡山市】

14日午前、岡山市北区の認可保育園で、園庭の遊具で遊んでいた2歳の保育園児の男の子の首が、遊具の柵にひっかかる事故がありました。

男の子は、意識不明の重体です。

14午前10時10分頃、岡山市北区富原の第二さくら保育園で、園庭の複合遊具で遊んでいた2歳の保育園児の男の子の首が、遊具の柵にひっかかる事故がありました。

男の子は、市内の病院に搬送され、意識不明の重体となっています。

警察によりますと、事故の約20分前から、2歳児のクラスの17人の園児が園庭で遊んでいて、見守っていた保育士が、遊具の中から出てこない男の子を確認するために近づいたところ、遊具の柵に首がひっかかった状態で見つかり、119番通報したということです。

警察が、事故当時の状況や、保育園の管理体制に問題が無かったかなど、詳しく調べています。

https://www.fnn.jp/articles/-/253624

事故が発生したのは第二さくら保育園でした。岡山市北部にあります。社会福祉法人さくら福祉会が運営しています。

定員80名なので、少し小さめの保育所です。でも広い園庭を有しています。園舎も新しく、羨ましい限りの環境です。2歳児クラスはひまわり組です。

園児が引っかかった複合遊具がストリートビューに掲載されています。複数の遊具が連結された、大きな遊具です。

ストリートビューを見る限り、遊具の中に死角となりそうな場所は見当たりません。強いて言うならば、向かって右側で園児2人が登っている壁の裏側でしょうか。

2歳児クラスの園児17人が遊んでいるのでしたら、少なくとも職員3人が見守っているはずです。2人では不足します。

今後は園の監視体制や遊具の構造等が調べられていくでしょう。

痛ましい事故が続きます。コロナ禍でなかなか外遊びが出来なかった1年半の反動が生じているのかもしれません。

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(10/15追記)

事故は可能性を指摘した場所で発生していました。壁(ボルダリングボード)で死角になっている、遊具の隙間でした。

園によりますと事故当時、保育士3人で17人の園児を見ていたということで、遊具の中から男の子が出てこないため保育士が確認したところ、首が挟まった状態の男の子を見つけたということです。見つかった場所はボルダリングボードの死角になっていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79c9b9a4bf10583a88f066f95619fec43053b608

2歳の男の子が柱と柱をつなぐ柵の上にあいた10センチから20センチほどの隙間に首を挟まれているのが見つかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211015/4020010652.html

ボルダリングボードの裏側は、園舎・園庭側からは死角となってしまいます。複合遊具の数メートル以内に近寄らない限り、ボードの裏側を覗き見る事はできません。

外遊びを終える時間帯は、三輪車を片付ける為に多くの保育士が置き場所に集まっていたでしょう。ボードの裏側が全く見えない場所です。

ボードが園舎・園庭と平行ではなく垂直に設置されていたら、こうした死角は無くなっていました(代わりにボードを登る姿がやや見にくくなりますが)。

園児はボードの裏側に立ち、柵の隙間に頭が嵌まってしまったのでしょう。不幸な事に柵の高さが園児の頭の高さより少し高いぐらいでした。足が届くか届かないかの高さです。

この隙間は遊具が設置された当初からあったものではりません。設置後に園が独自に設けた柵と遊具との間に発生したそうです。

 園によると、当時、保育士3人が園庭の園児の見守りを担当していた。柵は2008年の開園後、園児らが通り抜ける際に頭部をぶつけることがあったため、園側が独自に設置。男児が挟まれた幅20センチ前後の隙間はその際にできたという。

https://digital.asahi.com/articles/ASPBG574TPBGPPZB00L.html

この複合遊具は、遊具の下部を子供が走って通り抜けられる構造です。天井(2階床下)や柱に衝突する事故が何度も発生したのでしょう。あるあるです。

園が対策を講じたのは適切です。但し、親切心で隙間を作ってしまったのに問題がありました。上部までメッシュで埋めるか、隙間をもっと小さくしなかったのが悔やまれます。

遊具の隙間に頭が嵌まってしまった事故は数年前にも発生しました。香川県の保育園で雲梯の間に挟まってしまいました。
【ニュース・1/28追記】3歳女児が保育園で雲梯に首を挟み死亡→園長不起訴、園に3100万円賠償命令

「園児の頭が嵌まりやすい隙間」が「保育士の死角」にあったのが事故の原因だと考えられます。