ここ数日、コロナワクチンの接種が進展した後に様々な行動制限を緩和する案が報じられています。

分科会の提言は国民的な議論を経た上で段階的に進めるべきとする内容ですが、政府方針は前のめりです。政府は医療体制強化は後手後手ですが、経済活動の再開はいつも先手先手ですね。

ワクチン接種が進む中で日常生活はどのように変わり得るのか?
新型コロナウイルス感染症対策分科会
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/bunkakai/dai7/vaccine_nichijou.pdf

宣言対象地域でも制限緩和へ 接種進捗踏まえ政府が方針案
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210908/k10013250701000.html

ワクチン2回接種していれば緊急事態宣言下でも飲酒や宴会OKとは、本当に大丈夫でしょうか???

これらの提言や案から漏れ落ちている存在があります。「ワクチンを接種できない子供」です。具体的には11歳以下の小児です。概ね小学生以下に相当します。

政府の緩和案では、ワクチン2回接種によって飲食店での酒類提供や人数緩和、部活動や課外活動の参加、県境を越える移動の自粛除外等が謳われています。

これらは子供も当事者となり得ます。典型的なのは酒類提供を伴う飲食店での外食、部活動や課外活動(スポーツ少年団等)への参加、祖父母宅への帰省や旅行です。

事実上、子供は緩和対象から外れています。親子が一緒に行動するシチュエーションも外れてしまいます。帰省するハードルは依然として高いままです(自粛要請を無視して帰省している家庭も多いと聞きますが)。

反対に、こうした緩和案をどこまで信用して良いかとも悩んでいます。2回接種後でもブレークスルー感染してウイルスを排出するでしょうし、飲食等を共にしたら同じくブレークスルー感染するリスクはあります。

何よりも、飲食店は未接種者の飲酒を拒否できるのでしょうか。2回接種者が活発に行動し出したら、未接種者も同じ様に行動するのは避けられません。でも、子供は我慢させられます。

緩和策が実行に移されたら、恐らく子育て世帯の不公平感は強くなります。ただでさえ学校や保育所等の臨時休業によって著しい負担を強いられてきました。職を失ったり、子供が不登校気味になってしまったという話も聞きます。

緩和策の蚊帳の外に置かれることにより、子育て世帯の「置いてけぼり感」はますます高まります。

治験が完了していない現時点で子供がワクチン接種できないのは仕方ないとしても、何らかの代替措置は求めたいです。子供が余りにも我慢させられています。

気の早い一部では「GoToトラベルを再開して欲しい」という声も出ています。仮に再開したら、再び感染が爆発するのは避けられないでしょう。

日本有数の観光地たる沖縄は、新型コロナの感染状況が国内で最も悪い状態が続いています。緊急事態宣言が4か月も続いています。

その大きな原因として指摘されているのは、「観光客の流入」です。

「最大の要因は人の流入です。7月、8月は夏休みで県出身者の帰省や、観光客も訪れた」
https://www.jprime.jp/articles/-/21891

再開しても子供は排除されてしまいますね。子供がワクチンを全く接種できない段階での促進策には強く反対します。不公平甚だしいです。

新型コロナ第5波は少しずつ収まってきました。しかし、今後は第6波・第7波がやってくるのは避けられません。未接種者が多く集う場所でクラスターが発生しやすい状態は続きます。

こうした状況を踏まえると、パルスオキシメーターは体温計と同等の必需品となります。

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私は毎日測定しています。盲信は出来ませんが、安心感が違います。