先日、ファイザー社は新型コロナワクチンの接種対象に5歳~11歳も含める様にと申請しました。

ファイザー“5歳から11歳もワクチン対象に” 厚労省に承認申請
2021年11月10日 13時35分
アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスのワクチンの対象をこれまでの12歳以上から5歳以上に拡大するよう、厚生労働省に承認申請しました。(以下省略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013341711000.html

それほど長い期間が掛からずに承認されるものと推測しています。漠然とした感覚ですが、年明けにも接種できるのでないかと感じています。

一方、同じタイミングで始まりそうなのは、既に2回目接種を終えた方を対象とした「3回目接種」です。

ワクチン 来月から3回目接種 職域接種は来年3月めど開始方針

▽来月から3回目の追加接種を始め、2回の接種を受けてからおおむね8か月以上がたった対象者のうち、希望者全員が接種を受けられるようにするとともに、
▽職域接種については、2回の接種を受けた人のほぼすべてが対象者として認められれば、来年3月をめどに3回目の接種を始めるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013341811000.html

「2回目接種から8カ月以上」が対象とされています。例えば今年6月に接種した方は、来年2月以降に3回目接種を行う段取りです。

高齢者向けの接種が本格化したのは今年6月でした。となると、来年2月以降に3回目接種が急激に積み上がると予想されます。

しかし、「6カ月たった人も対象」という話が浮上しています。

コロナワクチン3回目接種 2回目から6か月たった人も対象で調整

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、厚生労働省は、これまで2回目の接種からおおむね8か月以上たった人を対象とする方針でしたが、半年後にはワクチンの効果が低下すると海外で報告されていることから、6か月たった人も対象にする方向で調整していることが分かりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211115/k10013347871000.html

今年6月に1回目・7月に2回目接種した方は、早くも1月に6カ月が経過します。新年早々から3回目接種を求めて多くの方が予約を行うと推測されます。

となると、高齢者の3回目接種と5歳~11歳の1回目接種が重複する事になります。

今夏のコロナワクチンの予約は本当に大変でした。ウェブサイトに張り付いて、何十回とリロードを繰り返し、ようやくの事で予約できました。

私は早期に接種できましたが、周囲からは「全然予約が出来ない」という話で持ちきりでした。スムーズに予約が出来るようになったのは、10月に入ってからでした。

こうした事態が新年から繰り返される恐れが生じています。子供向け予約が解禁された直後に予約を行う予定ですが、予約できるか不安に感じています。

タイミングが重複してしまうとしても、せめて接種を行う曜日や時間帯は配慮して欲しいです。

具体的には「夜間や週末、特に金曜夜~土曜は子供接種に優先して欲しい」のです。

時間の融通が効きやすい高齢者と異なり、子供は時間の融通が効きません。学校や保育所等は平日はみっちりあります。しかも接種や接種後は保護者が付き添わなければなりません。

様々な予定を考慮すると、子供が接種しやすいのは金曜夜や土曜日となります。この時間帯に多くの高齢者が接種し、子供が予約できないのは著しく不合理です。

こうした配慮がなされなければ、「希望する時間帯に子供の予約が出来ない」という声が溢れかえります。