大阪市は7/12以降のコロナワクチン1回目接種を一時休止しています。

【コロナ・7/3追記】ファイザーワクチンが供給激減 7/12以降の1回目接種を一時中止 大阪市

この後、「7/19から再開する」との報道がありました。

大阪市 19日から1回目のワクチン接種再開へ
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210709/2000048353.html

実はこの報道には強い違和感を覚えました。

仮に19日から全面的に再開できるのであれば、そもそも12日以降の1回目接種を休止する必要があったのでしょうか。多くの医療機関がキャンセル対応に追われ、通常業務に支障を来したという話を聞いています。

また、19日以降に確保できたのは「一定程度」とされています。各医療機関からの要求量を賄える量ではないと読み取れます。接種場所や対象年齢等が限定される公算が大きいです。

そうした中、何と「7/19からの再開が先送りにされそうだ」という話があります。

ワクチンの供給安定もしくは潤沢な手元在庫(2回目用)がなければ、再開するのは難しいでしょう。「2回目用ワクチンの確保厳守」がキーです。

また、19日の週から再開したとしても、2回目接種は8/9からの週となってお盆と重なります。お盆前後は休診する医療機関が非常に多く、そもそも2回目接種を組み込むのが難しいです。

となると、1回目接種がもう少し先になるのは自然な話です。7/26でも難しく(2回目がお盆に掛かる)、8/2にずれ込むのではないでしょうか。

————-
(追記)
市長会見で発言がありました。今後は個別接種が主体となります。
https://www.youtube.com/watch?v=r62n3Ld3fGk

報道発表資料 大阪市新型コロナワクチンの配送計画について
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000540251.html

【供給量】
・現在の在庫は約20万回分
・7/19、26の週はピーク時(6/28の週)の7割程度を配送
・8/2 ピーク時の4割程度
・8/16 ピーク時の5割程度
・7月~9月は2週間で18万回が供給
・供給量に応じて配送する

【個別接種(約1,700か所)】
・7/19から接種再開(この週は計12万回接種可能)
・供給量に応じて、来週から1回目・2回目を再開して欲しい
・年齢等による優先順位を設けたい方針(担当者の発言が明言でない)
・予約数はピーク時の50%

【各区の集団接種】
・7/26の週(~8/1)をもって2回目も休止
・8/2は予備週

【大規模接種(インテックス大阪)】
・8/2以降は基礎疾患等、高齢者施設、60歳以上を優先受付
・既に予約された分は現役世代も有効

【今後の見通し】
・ファイザー、モデルナ、11月末までに希望者への接種が可能

【VRS】
・40万件分が未入力

個別医療機関に電話が殺到しそうな流れですね。