大阪市が使用するアストラゼネカワクチン
日本初の事例でしょうか。
大阪市は集団接種会場(大阪城ホール)にて、アストラゼネカ製の新型コロナワクチンの接種を行います。
海外で1回目接種を行った、体質上の問題でファイザー・モデルナワクチンが接種できない方に加え、40歳以上の大阪市民も接種予約が可能となっています。
報道発表資料 アストラゼネカ社製ワクチンの接種の開始について
1 ワクチン接種について
(1)接種期間
令和3年8月23日(月曜日)から(2)接種時間
10時から19時まで(3)接種会場
大阪市集団接種会場(城見ホール)
住所:大阪市中央区大阪城3-1大阪城ホール内(4)接種対象者
原則、接種する日に40歳以上で大阪市民の方
個別事情(注)のある接種する日に18歳以上40歳未満で大阪市民の方
(注)アレルギー等でファイザー社製ワクチン、武田/モデルナ社製ワクチンを接種できない方
(注)海外でアストラゼネカ社製ワクチンを1回接種済みの方https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000542352.html
政府や大阪府が使用に踏み切ったアストラゼネカワクチンですが、都道府県や市町村からのリクエストは決して多くありませんでした。
確保した200万回中、都道府県や希望したのは計52,800回のみでした。
また河野氏は、緊急事態宣言下の6都府県に重点配分する英アストラゼネカ製ワクチンの初回の配送希望量が、確保した200万回分のうち、計5万2800回にとどまったことを明かした。配送量の内訳は、東京都1万4800回、埼玉県7100回、千葉県2万1200回、神奈川県1千回、大阪府8600回、沖縄県100回。
大阪府が希望したのは8,600回です(うち大阪市は7,560回)。どれだけのニーズがあるか分からないので、今回は控えめに希望したのでしょう。
問題は40歳以上の大阪市民がアストラゼネカ製ワクチンを希望するかどうかですね。
もしも私が相談されたら「ファイザーやモデルナの方が良いよ」と答えると思います。周知の通り、アストラゼネカワクチンには血栓リスク(一定以上の年齢)や効果がやや低い点が指摘されています。
また、ファイザーやモデルナワクチンについてはインターネット上に様々な情報が流れています。
特に副反応に関する情報は極めて多く、何をどれだけ準備し、いつまで警戒すればよいかがすぐに分かります。私もこれを基に備えました。
アストラゼネカ製ワクチンは情報量が少なく、参考となる事例を見つけるのが困難です(英語ソースがあっても、通常の日本人は読みこなせない)。
2回目接種までの期間が長いのも難点です。厚労省は8週間以上の感覚を推奨しています。モデルナの4週間ですら長く感じたのに、8週間が長すぎます。
接種回数と接種間隔
・1回目の接種後、通常、4~12週間の間隔(※)で2回目の接種を受けてください。
(※)最大の効果を得るためには、8週以上の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_astrazeneca.html
大阪市内はまだまだコロナワクチンを予約するのが難しいと聞きます。ただ、接種が進んでいるのは間違いなく、少しずつ予約しやすくなっていくでしょう。
私が未だ1回も接種を受けていないのであれば、少し時間が掛かって予約が難しくても、ファイザーやモデルナワクチンを希望します。