(はしか患者が発生したあべのハルカス、wikipediaより)
恐れていた事態が発生しました。
大阪市のど真ん中で麻疹(はしか)が発生しました。あべのハルカスのバレンタインチョコ売り場で働く2名の従業員が発症しました。
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(2/14追記)
感染が拡大しています。
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大阪「あべのハルカス」店員がはしか 注意呼びかけ
2019年2月11日 18時46分
大阪の「あべのハルカス」のバレンタインフェアで働いていた女性2人が、はしかに感染していたことがわかり、大阪市は売り場を訪れた人などに注意を呼びかけています。
大阪市によりますと、はしかに感染していたのは20代の女性2人で、「あべのハルカス」の近鉄百貨店で開かれているバレンタインフェアでアルバイトをしていました。
2人は今月3日と5日、8日の3日間、ウイング館の9階にある特設会場の別の店で接客を担当していたということです。1人は今月3日から、もう1人は6日から熱が出て、発疹などの症状が出たため医療機関を受診したところ、はしかと診断されたということです。
はしかは感染力が非常に強く、高熱のほかに全身に赤い発疹が出て、重症化すると死亡する場合もあります。
大阪市は、売り場を訪れてから3週間以内にはしかが疑われる症状が出た場合、医療機関に連絡して受診するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190211/k10011811311000.html
あべのハルカスはJR・地下鉄天王寺駅に直結した、近鉄百貨店等が入居しているビルです。日本一の高さで有名です。
9階特設会場にて3日午後・5日・8日に勤務
従業員が勤務していたのは、9階特設会場に設けられた「バレンタイン ショコラコレクション」でした。
https://www.d-kintetsu.co.jp/store/promo/2019Valentine/
特設会場には、連日に渡って多くの買い物客が訪れていたでしょう。既にアルバイトから他の従業員や買い物客に感染している可能性もあります。
詳しい内容は大阪市ウェブサイトに掲載されています。
大阪市では、平成31年2月9日(土曜日)、市内医療機関より、ある患者(患者A)が麻しんの疑いであるとの届出があり、平成31年2月10日(日曜日)に大阪健康安全基盤研究所で遺伝子検査を実施したところ、麻しんであることが判明しました。
また、平成31年2月10日(日曜日)、大阪府より麻しんの患者(患者B)が発生しているとの連絡を受けました。
この2名の患者はいずれも感染可能期間に大阪市内の同一の商業施設で勤務しており、不特定多数の方に接触していることがわかりましたのでお知らせします。
本発表は当該患者と接触した方が麻しんに感染している可能性があるため、広く情報提供するものです。
<患者が勤務し、不特定多数の方と接触した可能性がある施設と日時>
あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場(バレンタインフェア会場)
平成31年2月3日 12時30分から18時(患者A)
平成31年2月5日 9時30分から20時30分(患者A、患者B)
平成31年2月8日 11時から19時30分(患者B)http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000461655.htmlより引用
1名は大阪市内、もう1名は大阪府内に居住していると考えられます。
どちらか1人がハルカスで感染させたのではなく、それ以前からどこか(大学?)で接触があったのかもしれません。
大阪市内では1月6日に京セラドームに患者が訪れた他、1月18日までに小学生が感染した事が明らかになっています。
これらの患者からアルバイト従業員が感染した可能性は否定できないでしょう。今後、近鉄百貨店の売り上げに大きな影響を与える可能性があります。
大阪市や周辺地域で子育てしている方は、子供がはしかの予防接種を受けているかどうかを母子手帳等で至急確認して下さい。
万が一、高熱や発疹が生じたら早急に医療機関や救急へ電話連絡の上、指示に従って下さい。