保育施設での食事は危険と隣り合わせです。
先月15日、芽室町の認可保育所「めむろかしわ保育園」で、1歳9か月の男の子が給食で出されたコッペパンを食べていたところ誤ってのどにつまらせました。
園を運営する社会福祉法人によりますと、パンをはき出そうとしている男の子に気づいた保育士が、のどにつまったパンを取り出そうとしましたが一部しか取り出せなかったということです。
その後、男の子は病院に搬送され、現在も集中治療室で治療を受けているということです。
男の子の容体は明らかにしていません。
当時、現場には3人の保育士がいましたが、一緒にいた園児9人の世話をしていて男の子から数分間、目を離していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210706/7000036225.html
園児の回復を願ってやみません。
事故が発生した「めむろかしわ保育園」は、北海道河西郡芽室町にあります。本当に広い園です。羨ましいぐらいです。
同園の1歳児定員は20人(2クラス編成)でした。
報道をベースにすると、3人の保育士で1クラス(10人)の食事介助を行っていました。
本件事故を受け、同園はウェブページに経緯等を掲載しています。
給食誤嚥事故について
1歳9か月の児童が給食時の11時26分頃、パン2切れを配膳しましたが、当該児童に対する注意不足によりパンを口に入れた時の状況を察知しておらず、11時30分頃急に嘔吐反射(えづく)姿が見られたため、保育士が喉に詰まったと思い、児童の顔を下に向け、お腹を押さえ背中を叩き、口内のパン1切れ分を出すも、更にまだ、詰まっている様子が見られたことから、11時34分頃119番通報をし、その間、消防の指示を受け心臓マッサージを行い、11時39分頃救急隊員が到着し、11時46分帯広厚生病院 救命救急センターへ搬送され、現在も入院治療中であります。
児童の状況に合わせた配膳をしなかったことなどが原因であり、適切な対応をしなかったことを痛感しております。児童への配慮に欠けた対応であり、未然に防げた事故であり、注意不足による過失があったものと捉えております。
保育施設で発生する死亡事故の多くは「食事中の窒息」です。2020年には3人の園児が死亡しました。
1997年から2008年というやや古めのデータですが、小児の食物誤嚥による窒息事故死を集計した表があります。
12件中4件を「パン類」が占めています。他の食材と比べて提供される頻度が極めて多いとは言え、少なくない事故が発生しています。
また7歳・12歳・14歳の児童生徒が詰まらせている事も特徴的です。1歳9か月の園児はより詰まらせやすいのは自明です。
誤嚥事故は全国で多発しています。一方、献立の工夫(小さく切る、詰まらせやすい食材は避ける、事前にお茶を飲ませる)・保育士の監視態勢(人手を増やす)といった対策も広がっています。
小児科の先生も水分の重要性を指摘しています。
(円山ため小児科 多米淳院長)「(1歳9か月では)かむ力が弱い。飲み込むことがまだ上手にいかない。ご飯に比べるとパンは水分量が少ないので飲み込みづらい。水分を口の中で混ぜながら食べていくほうが食べやすい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/57d83b28f9d14442c2152a503d3dab262f159114
大阪市でも対策を強化しています。
事故例や知見等を共有し、誤嚥事故を少しでも減らしていって欲しいです。手間は掛かりますが、徹底的な対策は可能です。
これ、園側と保護者側で全く違う発言している。
園側は保護者からパンを小さく与えろと聞いてない、知らない、事故後に知らせられたと一点張りで責任逃れしてるとしか思えない。子供は退院後、自宅療養中。
子供は基礎疾患を持っていたようだが、基礎疾患のない子でも詰まるサイズだったそうだ。無責任な保育園。
保育園の名前とパンで調べると詳細が出る為気になる方は要検索。