6歳の園児を蹴り倒してケガを負わせた容疑で、認定こども園に勤めていた元保育士の男が逮捕されました。

園児を蹴る 保育士の男を逮捕

旭川市内の認定こども園で保育士として勤務していた男が、通っていた当時6歳の男の子の園児を蹴って頭に打撲を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕されました。

 傷害の疑いで逮捕されたのは、沢田健太容疑者(34)です。警察などによりますと、沢田容疑者は、北星おおぞら認定こども園に保育士として勤務していた今年2月、通っていた当時6歳の男の子を足で一度蹴ってけがをさせた疑いです。男の子は後頭部に全治10日程の打撲を負ったということです。

 園によりますと、沢田容疑者は、男の子が手袋を振り回しているのを注意しても、ふざけるのをやめなかったため、胸のあたりを蹴ったということです。沢田容疑者は容疑を認めていて、「注意を聞き入れてくれなくて腹がたった」と話しています。園は取材に対し、「保護者などに不安を与え申し訳ない」としています。旭川市では園に対し特別監査を実施していて、今後、指導を行っていく方針です。

http://www.jrt.co.jp/nnn/news8816911.html

旭川中央署は16日、旭川市内の認定こども園で園児を蹴ってけがをさせたとして、同市8西3、派遣従業員、沢田健太容疑者(34)を傷害容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は2月19日午前10時ごろ、園内で男児(当時6歳)の胸を蹴って転倒させ、後頭部打撲で全治10日のけがを負わせたとしている。同署や市によると、沢田容疑者は昨年5月にこの園の臨時職員の保育士として採用された。調べに対し、ひも付きの手袋を振り回していた男児に対し「注意を聞かなかったからやった」などと供述しているという。園は暴行を確認し、同月末で解雇したという。

 3月6日に保護者から相談を受けた同署が捜査していた。

https://mainichi.jp/articles/20180417/ddl/k01/040/062000c

事件が起きた「北星おおぞら認定こども園」は北海道旭川市にあります。北海道教育大学旭川校・陸上自衛隊旭川駐屯地に近い、市中心部にあります。

同園は平成26年に設立された新しいこども園です。定員134人という中規模のこども園です。

保育園児といえども6歳男児は体力が非常にあります。中には手袋を振り回す、やんちゃな子もいるでしょう。何度注意しても止めない子もいます。感情的になる気持ちも理解できます。

だからと言って、保育士が胸を蹴飛ばすのは論外です。感情をセーブし、言い聞かせるのが腕の見せ所ではないでしょうか。

事件後、沢田容疑者は園を解雇されました。保育士としての適性がなかったのでしょう。