昨年に続き、今年もコロナ禍の中で小学校へ入学する新1年生を迎えようとしています。
昨年の今頃は唐突な一斉臨時休校の真っ只中でした。休校がいつまで続くか分からない、先行き不安な毎日を過ごしていました。
4月には緊急事態宣言か発出されました。多くの大阪市立小中学校では入学式が中止され、休校期間も更に延長されました。
コロナウイルスに警戒するのは昨年と同じですが、異なる部分も多いです。コロナ禍前の2019年・コロナ禍真っ只中の2020年と比較しつつ、2021年の新1年生に
入学式
昨年は多くの学校で入学式が唐突に中止となり、涙が止まらなかった1年生もいました。
しかし、今年の入学式は、大阪市立学校を含むほぼ全ての学校で実施されるでしょう。お世話になっている小学校からも、入学式の設営や準備に関するお知らせが配布されました。
ただ、入学式もコロナ感染予防に留意すべき「イベント」の一つです。様々な対策が求められています。代表的なのは「参加人数の制限」でしょう。
学校によって違いはありますが、「参加するのは1家族につき大人2名(小学生以下は無制限)」というのが一般的でしょう。参加人数を絞ります。受付で氏名を記入する学校も多いでしょう。
マスク
幼稚園や保育所等とは異なり、入学後の学校生活ではマスク着用が義務化されています。忘れたら学校から「明日はしっかりと準備を願います」と連絡があるでしょう。
中には様々な事情でマスクを着用できない子供もいます。無理にマスクを着用させるのではなく、代替する方法を学校と相談して下さい。意外に柔軟に応じてくれると思います。
毎日の健康観察も義務化されています。これは幼稚園や保育所等と同じですね。
測定した体温、咳や鼻水等の有無、PCR検査を受けた家族の有無等を記入し、登校時に提出します。これを忘れると、校舎へ入る前に検温等を行われるそうです。
各学校では感染対策に万全を期していますが、最も重要なのは「感染者や感染した可能性がある人間を学校内へ入り込ませない」事です。学校での水際対策を徹底しています。
授業参観・PTA活動
授業参観やPTA総会も簡略化される可能性があります。今年度は緊急事態宣言の発出中は授業参観等は全面的に中止されました。
現在の見通しだと1学期の授業参観は実施出来そうですが、こればかりは今後の感染者数次第ですね。
昨年はPTA関係の活動がほぼ全面的に中止されました。一保護者としては非常に楽でした。このままPTAが無くなっても問題ない、とすら感じてしまいます。
通常授業・水泳・運動会・学習発表会
机に座って行う授業はほぼ例年と同じ様に行われるでしょう。
例外的に制約を受けるのは、マスクを外したり対面で大きな声を出す活動です。体育は児童生徒間の距離を取り、接触しない活動に限定されそうです。
英会話・英語や音楽の授業も制約を受けます。昨年は児童間の会話形式を取りやめ、教員が話したりCDを聴く方式に変更したと聞きました。
昨年は多くの学校で水泳の授業が中止されました。学校は「今年こそは実施したい、2年連続の中止はまずい。」と考えているでしょう。
中止になった主な理由は「更衣室やプール内でソーシャルディスタンスが確保できない」と聞きました。更衣室やプールで小学生が大声で騒ぐ様子が目に浮かびます。もしもが更衣室にいたら、クラスターが発生してしまいます。
多くの学校では、学校指定の水着等を購入する案内が配布されるでしょう。水泳の授業が実施されるかは不透明なので、水着の購入は様子を見た方が良いでしょう。
一部の学校ではPTA関係者が見守りを行い、夏休み中に子供達へプールを開放しています。これは無理でしょう。
運動会も確信が持てません。例年より規模を縮小し、家族の見学を制限する学校が多いのではないでしょうか。
但し、少なくとも昨年の運動会で感染者が広がったという話は聞きません。従来型の運動会に回帰する学校もありそうです。とは言え、弁当は難しいですね。複数の家族が入り乱れるのはリスクがあります。
学習発表会は少し難しいですね。特に合唱を伴う発表は厳しいです。合唱祭等を強行する学校がありそうなのが心配ですね。合唱クラスターが再燃してしまいそうです。
例年通りの活動に近づきそう
小中学校でクラスターが発生した事例は相対的に少なく、発生したシチュエーションは部活動や合唱活動に集中しています。また、子供が重症化した事例はほぼ皆無です。
こうした事情を踏まえ、昨年の様な一斉休校や行事・授業の厳しい制限は行われず、それぞれの活動内容に応じて合理的な制約が実施される見通しだと見ています。
不明点があれば学校にお訊ね下さい。まだ決まっていない事も多いですが、答えられる範囲で教えてくれるでしょう。
2021年度の学校生活は、例年通りの活動に相当近づきそうです。