(赤く点灯した通天閣と太陽の塔、よみうりテレビより)
12月5日の大阪府の新型コロナウイルス感染者は399人でした。1週間前より減少しましたが、依然として高水準です。そして、恐らくは高齢者の感染者も数多く含まれているでしょう。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/otegami.pdf
12月3日に大阪モデル赤信号が灯されてから2晩が過ぎました。吉村知事は「できる限り不要不急の外出は控えて下さい」と呼びかけています。
NHKでは道頓堀界隈の人出が大きく減少した様子が報じられていました。
「非常事態」の週末は? 大阪 道頓堀は人通りまばら
新型コロナウイルスの重症患者の急増で、大阪府では独自に設けた「大阪モデル」で「非常事態」を示す赤信号を点灯させ、できるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。大阪市の繁華街では午前中の人通りはまばらで「用事を済ませて早く帰ります」といった声が聞かれました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201205/k10012747581000.html
先ほど、買物ついでに最寄駅の駅前・居酒屋・スーパーマーケット・公園等の様子を見てきました。結論から言うと「普段通りの人出」でした。
駅を出入りしたり周辺を歩いている人間は、以前の土日と大きな違いはありませんでした。年齢層も幼児から高齢者までバラバラです。
居酒屋の賑わいは若干減じているかも・・・・と感じました。あくまで「若干」です。常連客で混み合っている店は相変わらず多く、向かい合って大声で会話していました。
スーパーマーケットは普段より混んでいる様に感じました。外食を控え、自宅で食事を食べる傾向が高まっているのでしょうか。子供がたくさんのお友達と会い、その度に買物が止まってしまいました。大勢の高齢者も見かけました。
公園は人集りが出来ていました。学校が一斉に臨時休校となり、緊急事態宣言が発表された4月頃の様子を思い出したぐらいです。ここも幅広い年齢層を見かけました。
少なくとも大阪市内のとある住宅街や駅前においては、外出自粛要請は全く効果を上げていません。
これはあくまで想像となりますが、外出自粛要請が「大阪市内の繁華街等への外出自粛要請」だと受け止められているのではないかと感じました。
しかしながら、繁華街以外の様々な箇所で感染が広がっているのが現実です。外出自粛要請が短期間に期待通りの効果を上げるのは難しいと感じています。
通勤電車の混雑具合は金曜日から減少したそうです。特に大阪市への往来や飲食に対する注意喚起を行った他県から大阪市へ向かう電車の混み具合がやや緩和されたと聞きました。
レッドステージ突入を受け、少なくない企業が在宅勤務やテレワークを強化した様子です。
対応を迫られる学校や保育所
一方、大きな変化を迫られたのが学校や保育所です。
お世話になっている学校は、感染リスクの高い活動(近距離での活動、合唱・管楽器演奏等)を全面的に中止としました。
また、不要不急の外出を防ぐ観点からか、土日における学校施設の貸出も中止されました。そうした旨が市教委から通知された様子です。
日曜日に学校施設を利用する予定だった子供は残念な様子でしたが、事情を説明すると「赤信号だから仕方が無いのかな・・・・」と呟いていました。
保育所も大変です。お世話になっている保育士の先生は「市から通常通りの保育を継続して下さい、という連絡があったみたい」と話していました。
より切迫しているのは来週に控えている学習発表会です。例年は園内の講堂を利用し、数多くの保護者や祖父母が見学に訪れています。
園内での様々な行事が中止になってしまいましたが、学習発表会だけは例年通りに行いたいと準備を進めていました。
しかし、レッドステージ・不要不急の外出自粛が要請されている今、どうやって行うか園内で検討が行われているそうです。
ただ、その中に「学習発表会を中止する」という選択肢はないそうです。これまで練習を積み重ねてきました。最悪、保護者抜きでも実施するそうです。
来週以降、大阪市内がどの様な動きとなるかは全く分かりません。皆様も感染予防にお気をつけください。