中部よりは若干入りやすい天王寺区南部
次は南部(勝山通以南)です。中部と比べてやや入所しやすくなっています。タワーマンションが少ないのが理由でしょう。
0歳児は大半の保育所が200点(一部が160点)となっています。フルタイム共働きなら何とか入れそう、という感触です。保育所数が少ない分、中部より若干厳しいかもしれません。
一方、中部とやや異なるのは1歳児です。全ての保育所の最低点が200点となっています。中部と比べ、高得点(201点以上)の入所者が少なくなっています。募集数も相対的に多いです。
ただ、「200点なら入れる」とまでは言いにくいです。200点で入れる方と入れない方が別れそうです。点数が同じだった場合に判断要素とされる「保育所の希望順位」が重要なカギとなりそうです。
注意が必要なのは2歳児です。募集数が「1人」しかない2保育所が205点と極めて高くなっています。募集数が比較的多い、天王寺和み保育園はやや入りやすくなっています。
保育所に乏しい天王寺区北部
最後は北部(千日前通以北)です。南東部に日の出さなだやま園・味原保育所の2保育所しかありません。公園・学校が多くて居住地域が限られているとはいえ、保育所の偏在は気になります。
味原保育所は0歳児最低点が203点と極めて高いのが特徴的です。3人の募集枠に対して12人が第1希望としています。殆どは兄姉が在籍している児童で埋まってしまうでしょう。
逆なのは日の出さなだやま園です。0歳児最低点は200点ですが、1-2歳児は201点となっています。募集数と第1希望申込数の偏りにより、こうした結果が生じているでしょう。
この地域では平成29年4月に餌差町にて新設保育所が開所する予定です。ただ、3保育所を合わせても、この地域の保育需要には到底足りません。やや入りやすくなるとはいえ、最低点が劇的に低下する事は無さそうです。
通勤事情を考えると、天王寺区北部から中部の保育所へ通うよりも、中央区東部の保育所へ通うのが容易という方は少なくないでしょう。
入りやすい地域型保育事業
天王寺区で救いとなりそうなのは、地域型保育事業です。区内に4カ所あります。いずれも最低点は低く、殆どの施設でフルタイム共働きでなくても入所できていると推測されます。
ただし、3歳児問題は覚悟する必要があります。新設保育所の影響でH28一斉入所の3歳児倍率は1.69倍と低かったのですが、その前年は何と6.56倍でした。
救いなのは、天王寺区内は幼稚園が豊富な事です。3歳児入所手続は、幼稚園と保育所の両にらみをするのが無難です。幼稚園の詳しい事情は把握していませんが、中には保育所並みの預かり保育時間を設定している施設もあるでしょう。
区内で厳しい方は浪速区・生野区を要検討
天王寺区内の殆どの保育所・年齢では、フルタイム共働き以上の点数が求められています。点数が足りない方もいらっしゃるでしょう。
一つの選択は、上記した地域型保育事業(+幼稚園)です。保育時間や場所が合致すれば、良い選択肢となりそうです。
もう一つの選択は「区外の保育所」です。西には浪速区、東には生野区、北には中央区があります。両区の保育所の殆どは、天王寺区よりも入所が容易です。
例えば愛染橋保育園(浪速区日本橋)やつばな保育園(中央区)の1歳児最低点は190点となっています。御堂筋方面へ通勤される方には有力な選択肢となるでしょう。
ただし、中央区東部の保育所は怖いです。入所最低点が天王寺区と同等もしくはそれ以上に高く、漏れてしまう可能性が高いからです。
コメントありがとうございます&お願い
前回の投稿に対し、非常に多くのコメント・問い合わせを頂いています。ありがとうございます。コメント順・数に応じ、順次進めていく予定です。
次回以降は概ね鶴見区・旭区・阿倍野区・西区・福島区・此花区・都島区の順に掲載していく予定です。
同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。
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書き込んだつもりが書き込めていなかったようなので、再度コメントさせて頂きます。
追加情報です。
鶴橋の上本町げんき学園の今年度の一歳学年は、園の先生に伺った所、きょうだい加点が有ったにも関わらず、落選したご家庭が有ったそうなので、207点になるかと思います。
JR、近鉄2路線、地下鉄の鶴橋駅や、市バスのバス停から近いことや、新しい園であることから、人気を得たのではと思います。
(となると、天王寺区の一歳で一番激戦だったのはこちらの園になりますね。)
げんき学園の情報、ありがとうございます。近日中に反映させて頂きます。207点で落ちるのは本当に厳しいですね。
追加情報です。
上本町げんき学園は、一歳の学年で、今年度はきょうだい加点が有るにも関わらず、落ちてしまった家庭があったとのことで、最低点が207点になるかと思います。
先生にうかがった所、全員きょうだい加点有りもしくは半年以上認可外に預けていたお子さんばかりが通ったそうです。
こちらの園は、JR環状線・近鉄2路線・地下鉄の鶴橋駅や市バスのバス停が近く、施設も新しく、人気を集めたものと思われます。
補足と追加情報です。
上汐ナーサリーの1歳児学年の入園者ですが、きょうだい加点以外の、認可外加点なども持っていない人が沢山入ってきたとのことで、200点ポッキリで入園できた方が沢山いると書かせて頂きました。
(認可外加点について触れ忘れていたため、追記致しました。)
なお、来年度は1歳児学年はきょうだい加点有りで入園を狙うと考えられる子が四人ほどいると思うとの事でしたので、今年度がたまたまラッキーだったようです。
また、四天王寺夕陽丘と日の出さなだやまは、きょうだいもしくは単身赴任もしくは認可外加点無しは落とされたと、それぞれ1歳学年に入園させたお母さんから伺ったので、最低点は205点だったのではと考えられます。
いつも豊富な情報提供有り難うございます。
一点引っ掛かったので、書き込みさせてください。
先日、上汐ナーサリーに見学に伺った際に、今年度の1歳児学年の入園者について伺ったのですが、今年は新設園に人気が集中した事と、きょうだいが既に入園していてきょうだい加点を持っているという子がほとんどいなかった事から、両親フルタイムのみ、つまり200点で入園してきた子が沢山いましたよとの事でした。
こちらの記事では、最低点が205点となっており、園から伺った情報と違うなと思ったので、お伝えさせて頂きました。