(日本総研の池本美香氏が登場)
同じ様な事故が繰り返されるのか?
決意ができていない、運が悪い、突然死でうやむやにされるケースが多かった。
突然死は避けられないのか?
たくさんあると思うが検証されてこなかった。
重大事故以外の軽微な事故も検証する必要があるのではないか?
保育施設でうつぶせ寝が繰り返される理由は?
うつぶせ寝はよく寝る。
短時間なら・・・というのは現場でよく行われている。
(追記・注:書き起こしに対して「よく寝るのは思い込みではないか?ちゃんとした保育園はうつ伏せ寝をさせない」との指摘を受けました。)
3年間の死亡事故の内、睡眠中が74%を占めている。
うつぶせ寝が全体の38%。
(ニュース速報:大橋巨泉死去、82歳)
ぐるぐる巻きはあり得ない。
【元保育士からのメール】
今の保育指針では子供は守れないと思う。
0歳児3人に対して保育士1人だが、1歳児は6人に対して1人になる。
保育士の目が足りない。
身体がついて行かない。
給料を上げるのも良いですが、仕事の内容も見て欲しい。
現行基準は最低基準。
子供達がみんなよい子、ベテラン保育士なら可能。
泣き続ける子供がいたり、新人保育士ならボロボロになってしまう。
独自に上乗せしている自治体もたくさんある。
その反面、基準を緩和してたくさんの子供を預かっていいよ、という動きも。
給与が低くて保育士が集まらない。
待機児童の対応で保育所新設が優先され、中身の話が蔑ろにされている。
子供の人生・教育の問題。
日本にとって欠かせない。
日本ではそうなっていない。
海外では学校と同じ施設になっている。
小学校や保育所の先生の処遇は、日本が最も格差が大きいと紹介されている。
海外では教育者。
政治がきっちりした予算をつけないと。
選挙の前は全候補者が主張する。
でも、選挙で主張しても当選しない。
20年前から同じ話をしている。
高齢化社会なので、高齢者に向いた政治になっている。
子供は国の宝。
みんなそう言うけど、政治がそれを解釈して実行しているとは思えない。
(料理コーナーにつき中略)
【FAX・メール紹介】
滋賀県30代の産休中保育士。
実際の現場でもヒヤリとすることは多々ある。
大きな事故に繋がっていないだけ、些細な事でも子供にとっては死亡事故に繋がりかねないと意識して保育している。
給料が低くて保育士が足らないのではなく、給料を上げても責任が重くのしかかる仕事だから増えないと思う。
仕事が楽しい、子供と何をして遊ぼうかと気持ちに余裕を持てる環境が大切。
鹿児島30代の看護師。
命を預かるのは保育施設と同じ。
病院では少しのミスでも報告義務(インデントレポート)がある。
ミスしたスタッフを責めるのではなく、重大事故に繋がる可能性・誰にでも起こりうる可能性があるから、「再認識」の為に病院長へ提出します。
ぜひ取り入れていただきたいです。
(池本氏)
重大事故が起こる前には必ず予兆がある。
その段階で防ぐのが大事、親も保育士も気づいた事はどんどん言うべき。
神奈川県40代。
子供は宝と言うが、制度間もない宝をよく知らない他人に預けて働きたい・働かなければならない世の中に憤りを感じる。
保育園を増やすのではなく、2−3年の子育て後に仕事復帰ができる、その間の金銭的援助や保障を充実させる等の制度を整備する方が、親も子も幸せではないか。
いくら給料が上がっても、体制に無理がある現状が改善されないまま、今以上に他人に子供の命の責任を押しつけられては、保育士もやってられない。
東京都2児のママ。
ヨーロッパ等では保育は福祉ではなく教育とされていて、保育士は公務員。
日本でも保育士を公務員にして給料を確保すれば、保育士の質は上がると思う。
国会議員の給与を減らし、保育士にまわすのはどうでしょうか?
40代の方。
日本人全体が人を看る職業に対する意識を変えるべき。
保育・医療・介護に関わる有資格者はボランティアではない。
生活・家族があり、高度な専門性が求められている。
保育・医療・介護費には、十分な国の予算がつける事を良しとしなければ、根本的には解決できない。
(池本氏)
海外ではGDPの1%と充てているが、数年前の日本では0.5%程度。
教育も低い。
いつまでもアサイチでこの話題を取り上げている場合ではない。
先送りしちゃいけない。
今後も考えていきたい。