(7/3追記)
「溺れた」のではなく、「意識を失って倒れた」可能性が高いとされています。しかしながら、意識を失って倒れた瞬間を目撃した職員はいません。

園長によりますと、当時、女の子を含めて園児11人がプールに入っていて、職員2人が見守っていました。

このうち、職員1人が数名の園児の体を拭いたり、着替えを手伝っていたりしていた際に、女の子はプールに顔が浸かった状態で発見されました。

また、プールで溺れたのではなく、直前に気を失って倒れたのではないかと医師から話があったということです。

女の子には唇に傷があり、倒れた時に負傷したとみられるということです。

園長は1日の取材で「子どもに申し訳ない。苦しんでいると思うので。怖い思いをさせて悪かった」と謝罪しました。

プールに張られた水の深さは2~3センチで、水遊びの時間は20分ほどでした。

この女の子のクラスが、プールで水遊びをしたのは今年初めてだったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c71a935701d0fdd06702a2d8306fe2fab46f60b

入っていたプールは園内に固定的に設置されているものではなく、空気等で膨らませるタイプの簡易プールでした。我が家がお世話になっている保育園でも一部の乳児クラスで利用しています。

立派な園舎や幼児向け屋内プール(系列園に設置されている可能性あり)があるにも関わらず、広大な園庭の片隅に簡易プールで水遊びをしているのに違和感がありました。

同こども園は幼稚園を母体としています。2015年に幼稚園から幼保連携型認定こども園へ移行しました(wikipediaによる)。後から0-2歳児クラスを設置したので、簡易型のプールで対応せざるを得なかったのでしょう。

報道等では明示されていませんが、3歳女児が所属していたのか2歳児クラスという可能性が高いです。簡易プールを利用していたのに加え、園児11人に職員2人は2歳児の保育士配置基準(園児6人に保育士1人)に適合します。

しかしながら、水遊び等を行う際はプール内に入る職員に加えて監視専門の職員を配置するのが不可欠です。こども家庭庁の資料には「監視体制を確保しましょう」「監視者は監視に専念し、こどもから目を離さないようにしましょう」とあります。


https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/69799c33-85cb-44f6-8c70-08ed3a292ab5/f9951222/20240702_policies_kosodateshien_houkago-jidou_42.pdf

子供から目を離した隙に倒れました。

———–

北海道恵庭市の幼稚園にてプール授業を受けていた3歳女児が溺れ、ドクターヘリで緊急搬送されました。溺れている最中に意識を失いましたが、搬送時に意識が回復したと報じられています。

7月1日午前、北海道恵庭市の幼稚園内のプールで3歳の女の子が水につかった状態で発見され、病院に搬送されました。

意識はあるということです。

ドクターヘリで救急搬送された

警察や消防によりますと、1日午前10時半ごろ、恵庭市黄金南の幼稚園内のプールで、「3歳の女の子がプールの授業中に顔が水につかっている。呼吸はあるようだ」と消防に通報がありました。

消防によりますと、3歳の女の子が水につかった状態で発見され、意識のある状態で病院に搬送されました。

事故があった幼稚園

警察は、女の子がおぼれた経緯を調べています。

1日午前11時の恵庭市内は28.9℃と、真夏日近くまで気温が上がっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/40c4d1a4570af33328cffd0334b4887ccf9ac4ca

 1日午前、北海道恵庭市の幼稚園で、3歳の女の子がプールで溺れ、一時、意識不明の状態になったということです。

【画像を見る】3歳女児が幼稚園プールで溺れたか…病院搬送

1日午前10時半すぎ、恵庭市黄金南にある幼稚園で、関係者から「3歳の女の子がプールの授業中に顔が浸かっている」と、消防に通報がありました。

消防などによりますと、女の子は一時意識のない状態でしたが、まもなく職員の呼びかけに声をあげるなどしていて、その後、ドクターヘリで病院に運ばれ、手当てを受けています。

取材に応じた園長は「子どもに申し訳ない。苦しんでいると思うので。怖い思いをさせて悪かった」と謝罪しました。

園長によりますと、当時、女の子を含めて園児11人がプールに入っていて、職員2人が見守っていたものの、1分ほど目を離したすきに、女の子の顔の一部が水に浸かり、もうろうとしている状態に気づいたということです。

プールに張られた水の深さは2~3センチで、水遊びの時間は20分ほどでした。

この女の子のクラスが、プールで水遊びをしたのは今年初めてだったということです。

園長は「もう1人職員がいれば状況が違ったのか、しっかり考えていかないと」と今後の体制について検討する方針を示しました。

警察は、幼稚園で使用していたとみられるプールを確認するなどして、事故の状況を詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06840c9866e57e1177812ae56c1121f37e3494eb

事故が発生したのは認定こども園 柏学園ひまわり幼稚園です。ニュース等では「幼稚園」と報じられていますが、0-5歳児までが在籍する「認定こども園」です。

羨ましいぐらいに広い園庭を有しています。

総定員は209人、年齢毎の定員は下記の通りです。

年齢クラス定員数
0歳児6名
1歳児15名
2歳児16名
3歳児52名
4歳児65名
5歳児55名
合計(生後2ヶ月〜5歳)209名

保育園に登園していると、一部の幼稚園(これを母体とする認定こども園を含む)の規模の大きさには驚かされます。2歳児クラスは定員16人、3歳児クラスは52人です。

国内各地で発生している学校や保育所等でのプール事故では、多くは「監視不足」によって発生しています。

職員がプールに浸かって授業や水遊びを行っていると、溺れた児童の存在になかなか気づけません。そこでプール外から児童の様子を監視する職員を設置すべきとされています。


https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/787dd8a4-3b44-4eed-a661-b9d0729f70c9/eb019b02/20250603_policies_child-safety_effort_tsuchi_25.pdf

ニュース映像には溺れたプールで実況見分を行う警察官の姿が放映されていました。規模が大きな幼稚園ですが、女児が溺れたのは空気で膨らませるタイプの簡易プールでした。

続報 幼稚園のプールで3歳の女児が溺れ、一時意識のない状態に…病院搬送 警察が現場検証始める 北海道恵庭市
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2014018?display=1

同園ないし同法人が運営する施設には屋内型プールが設置されています。羨ましい限りです。

柏学園では自園に温水プールがあり、1年中プール保育を行っています! 年少から年長までの3年間、全身を使ってプール遊びを楽しみます!
https://www.e-kashiwa.ed.jp/introduction/pool.html

同認定こども園の周辺映像を見る限り、上記ページで紹介されているプールの存在は確認できませんでした。年少児~年長児はプールが設置されている施設へ園バス等で移動し、プールを利用しているのかもしれません。

今後は溺れた際の監視体制が問題視されるでしょう。適切に監視していれば、意識を失う前に誰かが気付いて手助けできた筈です。意識を失うまで気付かなかったと言うことは、適切な監視が行われていなかった証左です。

7月以降は各地の保育所等や学校で水遊びやプール授業が本格化します。我が家がお世話になっている保育園や学校でも、先週から今週にかけてプール授業等が始まりました。

様々なガイドライン等を満たす監視要員等を配置している筈ですが、中には遵守していない保育所等や学校もあるかもしれません。気になる事があれば、保育所等や学校へお問い合わせ下さい。適切に堪えて下さるでしょう。

女児は一時的に意識を失いましたが、搬送時には意識を回復していたそうです。このまま何事もなく回復するのを願ってやみません。