今朝の大阪も暑かったです。子供と日陰を辿りながら保育園へ登園しました。個人差はあるでしょうが、私や子供は直射日光を受けながら登園する気にはなれません。
今日は保育園の近くで気掛かりな親子を見かけました。親は日傘をさしながらベビーカーを押していたのですが、ベビーカーに乗っている子供(恐らく1歳児)は厳しい直射日光に晒されていました。
子供の熱中症対策という観点から「ベビーカーで登園する際の酷暑対策」は重要です。我が家が実践して効果があった方法をお伝えします。
日陰を歩く
最も効果的だったのは「日陰を歩く」という単純な方法でした。厳しい直射日光から逃れられます。また、直射日光下のアスファルト等は高温となっていますが、日陰部分は熱くなっていません。地面から伝わる熱量が全く違います。
大人と比べ、ベビーカーはより地面に近い場所にあります。アスファルト等からの熱が影響しやすく、大人以上に暑く感じているでしょう。
サンシェードで日除けを作る
自宅と保育所等との位置関係によっては、日陰を移動するのが難しいケースもあるでしょう。日陰と日向を行ったり来たりするのが一般的だと思います。
大人が日向を歩く際は日傘等で直射日光から守れます。大人が持っている日傘をベビーカーに掛けると、今度は大人が日射しを浴びます。
ベビーカーにも「幌」が付いています。しかしながら小さく、何より強い日射しは突き抜けてしまいます。
こうした際に役立つのが「ベビーカー用日除け(サンシェード)」です。
ベビーカーの幌の上から被せます。殆どのタイプのベビーカーに適合します。直射日光を殆ど浴びずに済みます。夏場の必須アイテムです。
保冷剤→あまり冷えない、穴が開くのが怖い
最近のベビーカーには保冷剤を入れられる袋が備えられている物もあります。子供の背中の下に、凍らせた保冷剤を包んだタオルを子供の背中の下などに入れる事もあります。
確かに保冷剤はひんやりします。が、真夏の気温や日光で温められている子供の身体を積極的に冷やすには不十分です。保冷剤等で身体を冷やすには相当量が必要となるでしょうし、反対に冷えすぎてしまう危険もあります。
思った程の効果もなく、何かの弾みで穴が開いてしまうリスクもあります。我が家は使わなくなりました。
ハンディ扇風機→子供が手を伸ばす、衝撃でズレる
大人が持っているハンディタイプの扇風機をベビーカーに固定している方も見かけました。
検討はしたのですが、子供が手を伸ばしてしまう&段差等の衝撃ですぐにずれてしまうという結論に到りました。風量も弱く、不十分です。
日傘をベビーカーに固定→安定感に欠ける
日傘をベビーカーに固定できるハンドルも販売されています。
こちらも検討したのですが、日射しは常に真上から照らしているわけではありません。強い風が吹きベビーカーが倒れてしまうリスクもあります。親が日傘をさしている状態にて、日傘を固定したベビーカーを安全に押せる自信がありません。
こうした固定具は便利なのですが、ベビーカーの重心が著しく高くなってしまい安定性を欠いてしまいます。
抱っこ紐→親が熱くなる
ベビーカーを使わず、抱っこ紐を使うという方法もあります。大人と一緒に日傘に入れます。
問題もあります。子供自身が36度の熱量を持つ物体であり、密着すると熱いです。体重も数kg~10kg前後もあるので重いです。親に負担が掛かります。
普段から抱っこ紐で移動されている方でも、「夏は暑すぎて辛い」と聞きます。
酷暑は始まったばかり
真夏の様な暑さは9月中頃まで続くのが一般的です。酷暑生活は2カ月以上も続きます。ベビーカーで全くお出掛けしない訳にもいきません。
大人とは違い、子供、特に乳幼児は自ら体調不良を訴えるのが難しいです。親が知らぬ間に熱中症が進んでしまい、ぐったりとしてしまう事が有り得ます。
大阪を初めとする都市部の暑さは年々深刻化しています。可能な範囲で十分な対策を行って下さい。