ここ数ヶ月は高騰する米価と家庭での消費量に苦しんでいます。

我が家ではお米5kgをおおよそ1週間~10日ほどで食べきっています。子供が学校や保育園で昼食を食べる平日は5合、自宅で食べる土日は3~4合x2回を炊く日が多いです。大家族の芸能人が「お米5kgが1週間も保たない」と発言して驚かせていますが、子育て世帯としては「驚く話ではない」です。

といった状況なので、5kgのお米を月3~4回ほど購入しています。昨年春以前は5kgで1,500円~2,000円が相場でした。しかし、最近は5kgで5,000円が相場です。毎月のお米代が1万円強ほど増加し、家計を直撃しています。

そうした中、先ほど小泉農水相が「これまでの約半額で備蓄米を小売業者へ直接販売する」と説明しました。店頭小売価格は税抜き2,000円程度(税込2,160円程度)になる見通しです。

▽放出するのは、令和3年と4年に収穫されたあわせて30万トンで
▽年間1万トン以上のコメを扱うことができる、ネット通販なども含めた大手の小売業者を対象に、
▽ことし8月末までに消費者に販売する量について、
▽毎日、申請を受け付けるとしています。

▽価格は収穫された年で異なりますが、平均では、これまでの平均落札価格の半額程度の、60キロあたり消費税込みで1万1556円、5キロに単純に換算すると963円で売り渡すとしています。

農林水産省は、これに一般的な流通経費が上乗せされると、店頭での価格は、5キロあたり税抜きで2000円程度、税込みで2160円程度になると試算しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250526/k10014816731000.html

これが本当に実現されるのであれば、子育て世帯としては助かります。昨年春以前の相場と同等の金額となります。

一方、放出されるのは3-4年前の令和3年・4年に収穫されたお米です。新米との味の違いが気掛かりです。また、備蓄米は安値で店頭に並ぶでしょうが、それ以外のお米の値段にどれだけ影響を与えるかは定かではありません。

ただ、今後数日から十数日程度は「備蓄米目当ての買い控え」が生じるでしょう。安い備蓄米が買えるのを待ち、それ以外の高いお米を買い控える動きです。

店頭での見分け方は容易でしょう。「令和3年」や「令和4年」という表記があれば、小売業者へ直接放出された備蓄米です。

放出される事業者にはネット通販も含まれます。楽天市場でも購入できる様になりそうです。

今回の備蓄米の放出量は30万トンに過ぎません。全国の年間消費量の半月分に過ぎません。あっという間に30万トンが放出され、店頭に並ぶ度に飛ぶように売れてしまうでしょう。

全くの偶然でしょうが、大阪府は6月2日から「お米クーポン(第4弾)」の受け付けを開始します。

お米クーポン第4弾は2025年6月2日から配布 18歳以下の子供・妊婦1人あたり7,000円 大阪府

前回までは18歳以下の子供及び妊娠中の方へ5,000円分のクーポンが配布されましたが、今回は7,000円のクーポンが配布されます。単純計算では備蓄米15kg以上を購入できます。

3-4年前に収穫された備蓄米の味に対する若干の不安はありますが、子育て世帯にとっては「味より量」が大切です(一定程度の味を前提として)。備蓄米を街中で見かけたら購入し、味や見た目などを確認します。