新年度を迎えてから早くも20日余りが過ぎました。今日も4月とは思えない暑い日です。日陰はひんやりとしているのですが、日向は強い日射しに晒されます。初春の肌寒さと初夏の暑さが同居しているかの様な日中です。

新入園児は慣らし保育が概ね終わり、通常通りの保育時間に移行した頃だと思います。まだまだ毎日の準備や洗い物の多さに戸惑う方も多いでしょうが、少しずつ慣れていきます。

この時期に頻発するのが「子供の体調不良」です。出発前に検温したら体温が38度を越えていたり、前触れも無く保育所等から「お迎えをお願いします」との電話が掛かってきます。

残念ながら、こうした事態は誰しもが経験します。多くの子供が共同生活を過ごす保育所等では、どうしても風邪等をうつしあってしまいます。一種の洗礼です。

この時期特有の「寒暖の差」も拍車を掛けます。保育室内の気温は一定程度の保たれていますが、朝夕の気温は違います。日向と日陰でも気温差が大きく、1日の中に初春と初夏が同居しているかの様に感じています。

子供が0歳児クラスや1歳児クラスに在籍していた当時に特に気を付けていたのは、「体調がやや悪い、もしくは悪くなりそうな時は、登園させずに休ませる」という事でした。

子供と毎日接していると、体調の違いは何となく分かります。身体がほてっている、機嫌が悪い、食事を食べない、鼻水や咳をしている、起床時間が違う等、様々な予兆があります。

体温さえ基準以下であれば、保育所等は預かってくれます。しかし、体調が悪いままで登園し、多くの園児と集団で過ごすと、更に体調を崩しがちです。午前中の内に「体温が上がったのでお迎えに来て下さい。今日中にかかりつけ医に診てもらい、明日は自宅で過ごして下さい。」との電話が掛かってきます。

「このまま登園したらお迎えの電話が掛かってきそう」と感じた際は、発熱前でも休む様にしています。子供の体調にとってはプラスです。体調が回復し、再び登園できるタイミングも早くなります。仕事の調整も最小限で済みます。

今週末からはGWが始まります。帰省や旅行等を検討している人も少なくないでしょう。でも、入園したばかりの子供は相当に疲れています。新入社員が疲れているのと同じです。

既に決まった予定を動かす程ではありませんが、GWは子供がゆっくりと休める日を積極的に作る様にして下さい。疲れている状態で人混み等に出掛けると、体調を崩す一因となってしまいます。

連休中の医療体制は脆弱です。GW前半から後半にかけて10連休を取得するかかりつけ医もあります。休日急病診療所は激しく混みます。

経験上、保育所等へ入園したばかりの0-1歳児の体調が安定するのに半年程度は掛かりました(個人差はあります)。それまでの間は、特に宿泊を伴う観光や旅行(帰省を除く)は極力避けたいです。

GWは余裕を持ち、できる限りのんびりとお過ごし下さい。我が家の予定は帰省のみです。