(追記)
死亡したのは1歳1カ月の男児でした。1歳児クラスではなく0歳児クラスでした。
【保育園運営会社が説明した事故の経緯】
・事故が起きたのは0歳児クラスで、男の子の年齢は1歳1か月
・0歳児クラスは園児5人、保育士2人
・10月23日午前11ごろ、保育士が1対1で園児へ食事介助
・午前11時8分~9分ごろ 男の子が食べ物をのどに詰まらせた様子を見せる
・食事介助をしていた保育士が、口の中に指を入れ、詰まった食べ物を吐かせようとしたり、背中を叩いたりした
・119番通報ともに、救急隊が到着するまで心臓マッサージと人工呼吸を実施
・救急隊の指示でAEDは使用せず【事故当日の保育園の給食】
・給食は保育園内で調理
・男の子が食べていたのは全て離乳食
・豆乳味噌汁
・焼肉風炒め
・キャベツのお浸し
・軟飯
・ヨーグルト
https://news.yahoo.co.jp/articles/27d7f115ad816c202fd57b1f7d4e1b04d21ed270
ここで紹介されている給食がどういった形式で0歳児クラスや亡くなった園児に提供されていたかは未だ不明です。「離乳食」の具体的な内容が定かではありません。
とある保護者から「離乳食に肉や野菜のおひたしは早すぎる」という声がありました。
1歳児を通わせる保護者
「(給食について)細かく確認してくれていたので安心はしていた。あげるものが早いなとは思いました。離乳食と言っていたが、肉や野菜のおひたしをあげていたのは、早いのではと思っていた」https://news.yahoo.co.jp/articles/414904d91f93c67f6c31d75b3b5d86c1cde3faa2—-
「ちょくちょく危ないんじゃないかみたいな声はあって、ついに起こっちゃったか」(園の保護者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d211dd44cf537dfb0189abf28c1248caf4e7cd4
これが本当だとしたら信じられません。お浸しのままではなく、小さく磨り潰して提供していたのでしょうが(と思いたい)、1歳1カ月の乳児が食べるには未だ早いというのが率直な感想です。少なくともペースト状にし、十分な水分と共に提供するのが必要でしょう。
「キャベツ」も信じがたいです。十分に加熱したとしても、残っている繊維等が咀嚼の邪魔をします。仮に小さく切り分けていたとしても、お浸しという形式で1歳1カ月の児童に提供する食材としては疑問です。
当日のメニューを見る限り、豆乳味噌汁・軟飯・ヨーグルトでも十分だと感じたぐらいです。炒め物やお浸しは1歳1カ月には早いです。
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またも悲しい事故が起きてしまいました。
札幌市北区の認可保育所「アイグラン保育園拓北」にて1歳男児が給食を喉に詰まらせて死亡しました。当日の献立は「焼き肉風の炒め物(プルコギ)」でした。
札幌市北区の認可保育園で2024年10月、1歳の男の子が給食中に食べ物をのどに詰まらせ死亡していたことがわかりました。
札幌市と施設運営会社は11月15日に記者会見を開き、詳しい内容を説明する方針です。
(同じ園に子どもが通う保護者)「人の子だけど泣いてしまいました。防げたことなのかなと思うと残念です」
こう話すのは、札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」に子どもを通わせる保護者です。
この園では10月23日午前11時すぎ、1歳の男の子が給食中に食べ物をのどに詰まらせ、病院に搬送されましたが男の子は死亡しました。
市はのどに詰まらせた食材を現在調査中としていますが、当日の給食の献立は「プルコギ」だったということです。
園では13日から保護者に向けた説明会が開催されていますがー
(説明会に参加した保護者)「対策ないんですかって聞いても調査中としか言われないからみんな帰っていく。あきれじゃないですかね」
札幌市と施設運営会社は15日に記者会見を開き、経緯を説明する方針です。(以下省略)
https://news.ntv.co.jp/category/society/ste5f2d8bf85e143258ea8c64028cbab45
先月23日午前11時すぎ、札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で、0歳児クラスにいた1歳の男の子が給食を喉に詰まらせました。男の子は心肺停止状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。
関係者によりますと、男の子は肉をのどに詰まらせたということです。園は原因の食材を明らかにしていませんが、この日の給食では「焼肉風の炒めもの」などが提供されていたということです。
園によりますと、給食提供の際、男の子には職員が1対1で対応していて、喉に詰まらせた様子を見せたことからすぐに救急措置を行い119番通報をしたとしています。
園は13日から保護者説明会を開き、警察は業務上過失致死の疑いも視野に慎重に捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/204de23fe9f529702fdcf2097811cdb42f746a7e
ご冥福を祈ります。
「アイグラン保育園拓北」は札幌市北区拓北7条5-1-32にあります。札幌市中心部から少し北へ離れた場所にある住宅街です。
同園は株式会社アイグランが運営しています。大阪市内にも数多くの系列園があります。
保育所等で園児が喉に詰まらせやすい食材としては「ミニトマト」「ブドウ」「豆」がよく知られています。先日は「ホットドッグ」が喉に詰まった事件に関する控訴審判決がありました。
「プルコギ」だと何が喉に詰まりやすいのでしょうか。歯で噛み切れずに丸くなった肉が思い浮かびます。野菜類はまだ食べるのが難しいかもしれません。
教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインは、舌ですりつぶしにくい肉やかたまり肉の危険性を指摘しています。
そもそも1歳児でも0カ月と11カ月では食べる能力に大きな違いがあります。前者はまだミルクが続いている児童もいるでしょうし、後者は大人と遜色がない幼児食を食べられる児童もいます。個体差が非常に大きいクラスです。
消防出動記録によると、119番通報を受けて出発した救急車両には北海道大学の医師が同乗していたそうです。蘇生措置を行う過程で喉などで発見した異物を確認したと考えられます。何が原因で事故が起きたかは明らかになる筈です。