(保育士が一斉退職する「あいあい浜寺中央こども園」

(3/28追記)
(入園予定を含む)100人以上の園児が退園します。

園児100人以上が退園へ あいあい浜寺中央こども園(大阪府堺市)

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(3/22追記)
堺市議会でも取り上げられ、市長が答弁しました。
https://www.youtube.com/watch?v=pTaNDsksm5E

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(3/20追記)

説明会では「パワハラ的言動」の一部が語られていました。

(園長)「『お前は黙っとけ』『ぐじぐじ言うな』『金を出してるのは自分や』このような発言が続いて…理事長先生には今回このようなことがありましたとか、運動会、行事やいろんなことがある度にお話をさせていただきました。そのときの回答が、やはり理事長先生はお母さまが“会長”ですので『ごめんな。ただ僕は謝ることしかできない。あと5年我慢してほしい』5年後このような状態が、若い先生たちにとっていけると思いますか?」

https://news.yahoo.co.jp/articles/697ca3ba201a8cde2d214eebf6004112c3568ccb

保育士を「コマ」呼ばわりするなど、理事長の母親の横暴が目に余ります。その根底には「私(理事長の母親)が作った保育所は私の物」という意思が透けて見えます。「園の私物化」です。

(園長)「“会長先生”がおっしゃったのは『みなが辞めるといってもかまへんわ。ここは私がつくった保育園、自分の思いに反するんやったらみんなやめたらいい。私はそれでもいいと思っている』それを貫くとおっしゃいました、これが事実です」

当然ながら保育所は創業者の私物ではありません。子どもが健やかに成長する為の施設です。園児・保護者・保育士・運営法人の職員・行政等、様々な関係者が存在します。そうした現状を理解できない理事長の母親は、保育所等の運営に携わる資格はありません。

より早期に母親を排除できていれば、保育士の大量退職を回避できたかもしれません。しかしながら離職の波は止まりません。0-2歳児には転所を促し、新年度からは3-5歳児のみを保育する予定としています。

説明会では、在園中または入園予定の0歳から2歳の園児56人に対し、転園を促したといいます。申し込みの締め切りは3月20日。突然の出来事に保護者は戸惑いを隠せません。

同園には4月1日時点で0~5歳児計143人が在籍する予定。市の担当者は12、13日に開かれた保護者説明会にも出席。法人側は説明会で、3~5歳児の受け入れについては継続する考えと、パワハラ的言動をした理事を解任する意向を示したという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS3J4K01S3HPPTB008.html

3-5歳児であれば1人の保育士で保育を行える人数が多く、少数の保育士でも園の運営を継続できるという判断でしょう。しかし、賑やかな0-2歳児の声が消えた保育所は全く違った物となります。きょうだいで登園している家庭ならば、きょうだい揃っての転所も検討します。

早急に母親を理事から解任し、保育士に土下座してでも慰留するのが必要な姿です。また、理事長は堺市によるサポートを依頼したそうですが、堺市は保育士を派遣しないのでしょうか。

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大阪府堺市西区にある「あいあい浜寺中央こども園」で園長を含む保育士の殆どが退職届を提出しました。保育士を「コマ」と呼び、人手不足を改善しようとしない理事長の母親の横暴が原因です。

大阪 堺市にある認定こども園で常勤の保育士のほとんどが今月末で一斉に退職の意向を示していることが市や園への取材で分かりました。市と園は子どもたちの受け入れが難しくなるおそれがあるとしています。

保育士が一斉退職の意向を示しているのは堺市西区にある認定こども園「あいあい浜寺中央こども園」です。

園によりますと、園長を含む常勤の保育士12人のうち園長を含む10人が今月末で一斉に退職する意向を示し、園を運営する社会福祉法人に退職届を提出したということです。

保育士らは、運営法人の一部の役員によるパワーハラスメントなどの不適切な対応があり、子どもたちを預かる環境が整えられていないと訴えているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390621000.html

あいあい浜寺中央こども園は堺市西区浜寺船尾町西2丁67にあります(堺市の住所表記は特色的)。その名の通り、広大な敷地に花畑や遊具が広がっている浜寺公園の近くにあります。

名前を聞いた際に「全国各地で数多くの保育所等を運営する企業グループか」と早とちりしました。運営しているのは社会福祉法人森の子どもです。他にあいあい鳳保育園グループホームソフィアを運営しています。

パワハラを繰り返していたのは、運営法人理事長の母親です。関係者からは「会長」と呼ばれ、権勢を振るっていました。

同園の職員一覧は、毎年4月に発行される「園だより」に掲載されています。「令和5年4月園だより」には、「会長(業務執行理事)」の氏名が記載されています。

産経新聞は「保育士をコマと呼んでいた」「人手不足の解消を訴える声に耳を貸さなかった」と報じています。ただ、こうした言動だけをもって「パワハラ」となり得るかは疑問があります。

複数の園の関係者によると、運営元の社会福祉法人「森の子ども」の宮下鉱二理事長(47)の母親で「会長」と呼ばれる女性が、保育士に対しパワーハラスメント的な言動を繰り返していたという。

この女性は保育士のことを「コマ」と呼んでいたほか、職員らが何度も人手不足を訴えたのに、改善しようとしなかったとされる。その結果、正規雇用の保育士12人のうち10人が、4月末までに退職する意向を示している。

園では保育士を補充する方針だが、早期に規定数を確保することが困難で、規模を縮小して運営せざるを得ない状況という。今後、在園児には別の保育所などへの転所を促すほか、4月以降の新たな入園を制限する考えなどを示している。

https://www.sankei.com/article/20240314-EAHMGQOCI5MHPFCB2QRUWCQZHM/

正規雇用されている保育士12人の内、10人が退職するのは強烈です。しかも園長も含んでいます。退職する時期は産経新聞が「4月末までに」、NHKは「今月末(3月末)」としています。

同園には約160人の園児が在園しています。中規模からやや大規模のこども園です。この規模で正規雇用されている保育士が12人とは少なすぎます。全員を等分に割り振っても、各年齢につき2人だけです。それ以外は非正規や派遣保育士が働き、何とか配置基準を満たしていたのでしょう。

保育士が不安を訴えるのも理解できます。多くの非正規雇用保育士や派遣保育士で配置基準を満たしたとしても、あくまで数字だけの話です。

ただ、新たに保育士を採用する権能があるのは一般的に園長もしくは理事長です。どうして理事長の母親の意向に左右されるのでしょうか。園を運営する実質的な権能が母親に備わっていたと考えるのが自然です。「院政」という言葉が思い浮かびました。

この保育士は「園はただ子どもを預かればいいのではなく、安心、安全に預かる責任があると思っています。パワハラも退職の理由ではありますが、今の人員では子どもたちを守ることができないと考えました」と話していました。(中略)

説明会で保育士は「かわいい子どもたちや温かく見守ってくれた保護者のために『もう1年頑張ろう』とみんなで力を合わせて頑張ってきました。保育士が足りずいつ子どもたちに危険が及ぶか分からないと声もあげてきました。それでも人材が確保されることはなく、大切な子どもたちに別の施設で安全な保育教育を受けてほしいと考えみんなで退職を申し出ました」と述べたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390621000.html

正規雇用以外の保育士や職員も多くが退職すると考えられます。園としての運営が成り立ちません。

園によりますと、園長を含む常勤の保育士12人のうち園長を含む10人が今月末で一斉に退職する意向を示し、園を運営する社会福祉法人に退職届を提出したということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390621000.html

最も大きな影響を受けるのが、在園児・新入園児やその家族です。保育士が大幅に減った園に在園し続けるのは困難であり、転所等を迫られています。また、4月からの入所も白紙化されかねない状況です。

園では保育士を補充する方針だが、早期に規定数を確保することが困難で、規模を縮小して運営せざるを得ない状況という。今後、在園児には別の保育所などへの転所を促すほか、4月以降の新たな入園を制限する考えなどを示している。

https://www.sankei.com/article/20240314-EAHMGQOCI5MHPFCB2QRUWCQZHM/

堺市によりますと、このこども園がある堺市西区では、ことし2月15日現在、ほかの認定こども園や保育所などの空きが270人余りあるということです。

市は、保護者から希望を聞きながら転園の手続きを進めていますが、新年度を間近に控える中で保護者や子どもたちは急な対応を迫られることになります。

子どもによっては希望する施設に入れずに西区以外の離れた場所にある預け先を探すことになる可能性もあるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390621000.html

堺市西区は28.62平方キロメートルもあります。大阪市で最も広い住之江区の面積20.61平方キロメートルを大きく上回っています。この地域で「空きが270人ある」と言われても、登園可能な地域にある園・年齢の空きは殆どないでしょう。

西区のみならず堺区・中区・北区等の広範な地域から探さざるを得ません。既に1次調整・2次調整が終わった段階なので、交通利便性が良い保育所等に空きを見つけるのは困難です。

現実的には堺市の公立園等で働く保育士を派遣し、園運営を立て直すしかないでしょう。2週間以内に多くの園児の転所先を調整するのは不可能です。堺市長の政治判断が待たれます。

この様な事態に至った責任は理事長の母親たる「会長」、そして母親の横暴に為す術が無かった理事長にあります。今更役職を解いても遅すぎます。

13日夜の説明会で配布された文書には、運営法人の宮下鉱二理事長名で、保育士の大量退職の原因について「現会長からのパワハラ的な言動等が根底にある」と記載。早急に役職を解く方針が示されたものの、「体調不良」を理由に女性は説明会を欠席した。

https://www.sankei.com/article/20240314-EAHMGQOCI5MHPFCB2QRUWCQZHM/

保育士からの訴えがあった段階で母親に注意し、更には園への出入りを禁じ、同時に正規雇用保育士の補充に着手していれば、こうした問題は発生しなかったでしょう。

理事長は母親の顔色ばかりをうかがい、保育士や園児・保護者の意見に耳を傾けませんでした。園を運営する資質を欠いています。

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