(4/22追記)
初公判が福島地裁で開かれ、元園長の浜尾敏子被告は事実関係を認めました。
元保育所園長の女「起き上がりこぼしみたい」…殴られ、泣き叫ぶ男児を笑う
園児3人に対する暴行罪に問われた福島県二本松市油井、元認可保育所園長の浜尾敏子被告(54)の初公判が21日、福島地裁(三浦隆昭裁判官)で開かれた。浜尾被告は罪状認否で「間違いありません」と述べて起訴事実を認めた。被告人質問では、自分が求める行動を園児が取れないことがあったとして、「私の思いと、子供ができなかった時の溝が暴力になってしまった」などと動機の一端を説明した。(以下省略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eba6be1b37b475cf1c7ef42be6dd3a2fb0233ba1
——–
昨年12月、福島県二本松市の保育所「すまいるえくぼ」(平成31年4月に地域型保育事業から移行)の元園長が園児へ暴言や体罰等を繰り返していた旨をお伝えしました。
暴行容疑で元園長の濱尾敏子容疑者が1月に逮捕、そして今日2月3日に再逮捕されました。
「殺すぞ」園児の頭を殴る 虐待の疑いで元園長を逮捕 ほとんどの園児が被害か<福島県二本松市>
福島県二本松市にある認可保育所の元園長・濱尾敏子容疑者(53)
警察によると濱尾容疑者は、2020年11月、二本松市の保育所「すまいるえくぼ」で、通園する男の子の頭を殴るなど暴行を加えた疑いが持たれている。
福島県は2020年11月。濱尾容疑者による園児への暴言や体罰などの虐待を認め、保育所に対し改善命令を出していた。
濱尾容疑者の逮捕を受けて、以前 娘を園に通わせていた保護者は…
元園児の保護者:「心に傷を負ってしまったお子さんたち、園に通わせることに怯えていたお母さんたちがたくさんいたと思うと、本当に許されることではないと思います。子ども達の体も心もたくさん傷ついてしまっているので罪を償って欲しいなって思います」
保育園児虐待事件 別の園児への暴行容疑で元園長の女を再逮捕<福島県二本松市>
暴行の疑いで逮捕された福島県二本松市の保育園の元園長・濱尾敏子容疑者(53)は、
令和2年11月13日、保育園の中で男児の背中を足で蹴るなどの暴行を加えた疑いがもたれている。
濱尾容疑者は、別の園児に虐待を加えたとして、1月、暴行容疑で逮捕されていた。
福島県警は、捜査に支障があるとして濱尾容疑者の認否を明らかにしていない。
濱尾容疑者は、園児に対して日常的に虐待を加えていたことが関係者の証言などでわかっていて、保育園の認可者である福島県は、立ち入り調査を”抜き打ち”で行うことに改めるなど、再発防止策の強化を打ち出している。
園児への暴行は執拗かつ長期間に渡って行われていました。再逮捕し、十分な捜査を行う必要があると判断したのでしょう。
元園長は園児の服を掴んで持ち上げ、繰り返し踏みつけるような虐待を行っていた。
園児が着ている服の裾を掴んで持ち上げ、大きく揺さぶり床に落とす。
園長(当時)「帰れー! おらおらおらおらー! あばっちんじゃない!(ふざけるんじゃない)」
元園長は経営者として携わる予定だと報じられています。すまいえるえくぼ株式会社の代表取締役ですね。
https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/data/doc/1591174729_doc_46_0.pdf
しかしながら、保育現場に二度と触れさせるわけにはいかないでしょう。
虐待等の疑いがある場合は「抜き打ちの立入調査」が行われるべきです。日時等を通告した上での調査であれば、証拠等を隠滅するのは容易です。
年々増加する保育施設へ目を光らせるのは大変だと思いますが、適切な職員を配置して監査等を行って欲しいです。
また、虐待等の疑いは園職員や保護者からの相談等で発覚するのが専らです。こうした情報を入手したら、早急に対応して欲しいですね。