我が家がお世話になっている小中学校では、時に深刻な教員不足に直面しています。定数を充足した状態で新年度が始まったと思いきや、精神疾患や体調不良による病気休暇・産休や育休・自己都合による退職等により、櫛の歯が欠けたかの様に教員が減っていきます。

抜けた穴は講師を臨時採用したり、時には別の教員が臨時に授業を受け持っています。時には校長や教頭が授業を行う日もありました。

しかし、どの様な採用形式であっても、子供や保護者としては「先生」です。時として「指導力が足りないのでは」と感じざるを得ない教員もいます。

 産育休、病休などに入った教員の代役が見つかりにくい「教員不足」が深刻化するなか、代役を務める教員の授業の質をどう高めるかが各地で課題になっている。自治体の研修は多くが年数回にとどまり、対応が学校任せになっている地域も。研修を充実させる動きも出てきた。

 首都圏のある公立小では昨年から、教員不足を補う代役である臨時的任用教員(臨任教員)3人に対し、校長が放課後に算数の教え方について指導する自主研修の時間を設けている。

 きっかけは校長が、自校の臨任教員の授業を廊下から見たこと。クラスに首をひねる子どもが数人いたのを見て、支援がいると判断した。校長は「代役でも子どもの前に立てば同じ先生。きちんと教えられるようにするのは学校の責任だ」。(中略)

 臨任教員は教員OB・OGなど経験豊富な教員も多いが、一部に基本的な知識が不足している教員もいる。関西地方のある公立小の40代の女性教員は、同僚の臨任教員が割り算のプリントの答えをつくる際、電卓を使うのを見た。「電卓では余りが出ませんよ」というと、余りの出し方がわからないという。筆算の仕方を忘れてしまったようだった。

 女性は、こうした基礎的な知識がない臨任教員が近年、増えていると感じる。「教員があまりに不足し、知識が乏しい人が教壇に立っている。保護者からクレームがつかないか心配だ」と話す。(以下省略)

https://digital.asahi.com/articles/ASS2N569NS1TUTIL02S.html

いわゆる「指導力不足」の教員を身近に感じ始めたのは、ここ数年の事でした。朝日新聞は「代役を務める教員」を取り上げていますが、私自身の実感としては「若手教員」の指導力不足を強く感じています。

算数で計算を間違えたり、おかしな計算方法を説明する。国語で漢字の読み方を間違えたり、教科書の朗読でおかしな場所で区切る。体育の授業で水泳や跳び箱ができない等々。

既に中学生になった第1子が小学校で教えて頂いていた際は、こうした事はありませんでした。しかし、第2子で頻出しています。学校側も事態を把握していますが、指導・研修では補いきれない様子です。

授業でおかしな指導をすると、家庭にはすぐに伝わります。子供が解いた宿題に現れます。「この問題はどうやって考えたの?」と訊ねると、「○○先生に教わったよ」と返ってきます。

しかし、どう考えても答えや過程が間違えている事があります。一定程度以上の教育を受けていた保護者ならば気付くでしょう。

授業での指導内容に疑義があるので考え方等を教えて欲しい旨を連絡帳に記したところ、中堅・ベテランや管理職の先生から「指摘の通りです。授業で改めて教え直しました。」といった電話が掛かってきました。

朝日新聞の記事では「クレームが付かないか心配だ」と記していますが、既に多くの学校でクレームに至らない程度の指摘が保護者から寄せられているでしょう。

学校に様々な先生が在籍している事は保護者も理解しています。得手不得手がある事も分かっています。しかし、誤りを含む内容を正しい物として子供に教えるのは容認できません。

保護者としてはクレームを出している意識はありません。「正しい内容を正しく教えて欲しい」と、当然のお願いを伝えているだけです。指導力に課題がある教員の存在は学校も認識しています。適切に指導してくれるでしょう。

大阪市の小学校教員の採用倍率は低迷を続けています。6年連続で3倍を下回りました。


https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000609/609901/R6kekkagaiyou.pdf

指導力どころか、基礎学力に問題がある新規採用者が存在しているのではと感じています。であれば、教員としての基本的能力を研修等で培った後に教壇に立たせて欲しいです。