非常に嘆かわしい話ですが、大阪市立学校の教員は毎年の様に逮捕されています。今回も「またか」という感想しか思い浮かびません。

小学生の男児の下半身を触ったとして、大阪府警は1日、大阪市立小学校教諭の小寺伸治容疑者(23)=大阪市西淀川区千舟3丁目=を強制わいせつ容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 西淀川署によると、小寺容疑者は7月下旬、深夜と早朝の2度にわたり、府内にある施設で、小学校高学年の男児の下半身を触った疑いがある。

 男児は宿泊を伴う行事に他の小学生数十人と参加中だった。この行事は地域が主体の企画とみられ、小寺容疑者はボランティアとして加わっていたという。

https://digital.asahi.com/articles/ASQ8156M4Q81PTIL01L.html

勤務先は大阪市港区内の市立小学校です。

逮捕されたのは、大阪・港区の市立小学校の教諭、小寺伸治容疑者(23)で、警察によりますと、先月下旬、男子児童の下半身を触ったとして強制わいせつの疑いが持たれています。

当時、大阪府内で地域住民が開いた宿泊行事にボランティアとして参加していて、深夜と朝方の2回にわたって、数人の小学生が寝ている部屋の中でわいせつな行為をした疑いがあるということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220801/2000064467.html

大阪市教委ウェブページにも掲載されています。

大阪市立小学校教職員が、令和4年8月1日(月曜日)、わいせつな行為の疑いで逮捕されたことが判明しました。

1 当該職員
大阪市立小学校 教諭 (23歳)

2 事実の概要
 当該教職員は、令和4年8月1日(月曜日)、大阪府内においてわいせつな行為の疑いで逮捕された。
 なお、現在も大阪府西淀川警察署において捜査中である。

https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000539572.html

逮捕したのは西淀川署、被疑者の住所も西淀川区です。住所は佃西学区です。

わいせつ行為が行われたのは、地域が主体となって行われた宿泊行事でした。西淀川区に縁がある地域活動協議会・子供会・PTAが主体となって行った行事でしょう。

大阪市立学校で働く教職員の不祥事は本当に多いです。どうしてこれだけ続くのかが不思議でたまりません。

決して無縁と言えないのは、教員採用試験の倍率の低さです。小寺伸治被疑者は23歳なので、採用されたのは2022年4月もしくは2021年4月です。

今春に大阪市に採用された小学校教員の倍率はわずか2.9倍でした。これでは十分な選考を行えません。小寺被疑者のような、素質に問題がある人間が紛れ込みやすくなってしまいます。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000547967.html

噂半分ですが、待遇の悪さ(昇進しない限りは昇給が40歳前で止まってしまう)、大阪維新の会による締め付けの厳しさ、学力や生活等に問題がある児童生徒の多さ、等が敬遠される理由だと聞きます。

40歳-45歳前後の教員が極端に少なく、仕事の忙しさもあり、若手教員の指導に時間をなかなか時間を割けないという話も聞きます。

加えてここ数年は教員のブラックさが広く周知されています。教員全体の人材難に加え、大阪市が敬遠されているのであれば、今後もこうした事件は続いてしまうでしょう。