先日、中学生の子供から「(近所にある)私立A高校って難しいの?」と訊かれました。

私立A高校は中学校から近く、毎年多くの卒業生が進学していると聞きます。しかしながら子供が受験するとは想定しておらず、私は何ら前提知識を持っていませんでした。

試しにみん高を見てみましたが、表示されている偏差値を信用して良いか悩みました。概ね50を中心に上下する筈ですが、50以上の数値に偏っています。

より信用できる情報がないかと探したところ、大阪府内で最も受験者が多い「五ツ木の模擬テスト(五ツ木模試)」が良いと聞きました。

五ツ木模試や追跡データから得られた情報を集約した「進学先調査のまとめ」が公表されています。過去2年分のデータから、公立高校の併願先や合否と模擬試験の関連が記されています。

特に重宝するのは出願高校の合否と模擬テスト成績です。大阪や近畿圏の殆どの高校の合格者・不合格者別の最高偏差値・平均偏差値(SS)が掲載されています。

それを出願高校別・合否別・ 男女別に平均と最高をS.S.で表しましたが、これは、回答者の2021・2022年度10月・11月・12 月の各模擬テスト(全6回分)の成績の平均値です。

https://8371e48d-e84b-46f3-bd69-fa58ec7f23ec.usrfiles.com/ugd/8371e4_f1c7e31379f64a5aba29e1ce78a306f7.pdf

掲載されている合格者平均偏差値から入試難易度は概ね分かります。

更に中学校の校内テストの順位と照らせば、子供の合否可能性も推測できます。中学校の学力水準が大阪府平均、校内順位が真ん中ぐらいならば、合格者の平均偏差値50前後の高校に合格できる可能性が高いでしょう(若干乱暴な考えですが)。

子供にデータを見せながら「私立A高校はここにあるね。偏差値は○○だから、中学校の校内順位は××位ぐらいの人が進学していると思う。」と伝えたところ、「あっ、そー。」と冷たい反応が返ってきました。