子供がお世話になっている中学校では期末テストがようやく終わりました。

子供はいつもの様に「全然出来なかった。」とぼやきながら、ずっとYoutube等を見ています。勉強に対する態度が余りに甘いので、「この調子だったら志望校に受からないどころか、受けれない。考え直しなさい。」と雷を落としました。

一昔前と比べ、最近の中学校での学習内容は著しく難しくなっています。典型例が英語です。導入部分の学習の一部が小学校に降り、高校での学習内容が降りてきました。以前よりリスニング等の比重が大幅に増え、覚えるべき単語も急増しました。

中学校の英語が難しい、親世代より語彙数倍増

他の科目も同傾向です。親が学習した覚えがない語句や公式が少なくありません。地理分野の数字や国名は大きく変わっています。古文や漢文は高校で扱っていたかの様な内容です。

当然のことながら、学校の授業や復習だけで身につけるのは難しいです。先生も丁寧に教えられるだけの時間がありません。中学校の先生は会う度に「人が足りない。時間が足りない。」と話しているぐらいです。

となると、多くの生徒が選択するのが「塾通い」です。

あくまで子供から聞いた話ですが、約3~4割のクラスメイト等が塾に通っているそうです。35人学級ならば12~13人程度でしょうか。受験学年ではありません。

通っている塾は千差万別です。進学校を目指す進学塾もあれば、学校の学習や定期テスト対策を行う学習塾や個別指導塾もあります。英語専門塾もあります。家庭教師を付けている子もいるそうです。

強烈なのは動物マークでお馴染みの進学塾です。「学年トップクラス(上一桁相当)の大半は馬○教室に通っている」と聞きました。

馬○教室には在校生の定期テストや模擬試験の結果が壁に掲示されるらしく、誰が何点だったかが一目瞭然だそうです。強烈な競争意識が生まれるわけです。

以前に地域の学習塾に入塾案内を聞きに行きました(入塾は見送りましたが)。「いつから入塾するのがお勧めですか?」と訊ねた所、「学習塾の年度替わりの時期(公立高校入試が行われる3月)が良いですよ。新学年の学習課程が始まります。」との返答がありました。

繰り返しになりますが、中学校での学習内容は親世代の頃よりも相当に難化しています。加えて、大阪府立高校文理学科や普通科上位校で出題されるC問題は全国屈指の難易度です。

親世代の頃の常識や経験が通じなくなっています。できれば小学校高学年の内から情報を集めて下さい。