数日前から報道されていた通り、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・岐阜・福岡を対象とした緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。
緊急事態宣言 10都府県は来月7日まで延長 栃木県は解除 菅首相
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、菅総理大臣は栃木県は解除し東京や大阪などの10の都府県は来月7日まで延長することを表明しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210202/k10012846101000.htm
飲食業や観光業を中心とした業界に更なる影響が及びます。そして、子供が過ごす場所も例外ではありません。
小学校からは「行事等の今後の見通しについて」というプリントが配布されました。
緊急事態宣言の解除を見込んで2月中旬以降に予定されていた校外行事は、原則として3月に延長されるそうです。
日程は追って調整するとした上で、「更なる延期は予定していません」とする考えが明記されていました。春休み中や4月以降に延期するのは無理ですね。
卒業式は必要最小限の人数のみで実施する予定するそうです(従来方針から変更なし)。仮に緊急事態宣言が3月末まで延長されても、「卒業式は実施する」と聞きました。
小学校以上に危機感を有しているのは保育所ですね。小学生と比べて保育園児は密になりやすく、マスク着用も難しい事から、感染者が紛れ込んでしまうとクラスターを形成しやすい環境です。
例年は公共交通機関を利用して遠足等に出掛けていたのですが、今年は全面的に中止となってしまいました。
年度末にバス遠足を予定しているのですが、実施出来るか流動的になっているそうです。「日中も含めた不要不急の外出自粛」という言葉が、保育所の園外活動にも影響しているそうです。
また、例年は3月上旬~中旬に掛けて卒園式が行われているのですが、今年は3月下旬に変更する予定とも聞きました。小学校と同様、参加人数は制限を設けるそうです(1家庭2人まで?)。
繁華街から姿を消す高齢者と家族連れ
先々週末、所用があったので大阪市内の繁華街へ出掛けました。昨秋と比べ、人出は目に見えて減少していました。
特に午前中の人出と飲食店の来客数が激減していると感じました。午前中から外出すると外食を避けられない事から、自宅で昼食を食べて午後から外出しているのでしょう。
それと同時に高齢者や家族連れも大きく減少していました。重症化しやすい高齢者や子供の健康に敏感な家族連れがリスクを避けた行動を行っているのでしょう。
結果、繁華街で見かけたのは20代を中心とする若年層が殆どでした。学生と思しきグループがカフェで会話している姿を見かけると、溜息しか出ません。
重症化リスクが低く、在宅しても面白くない若年層が街へ出掛けたくなる気持ちは分かります。外出時にはマスクを着用している方ばかりです(非着用の大半は高齢男性)。
ただ、グループで飲食する時は例外です。マスクを外し、大声で話している姿を見かけると、自然と後ずさりしてしまいます。どうして脇が甘くなってしまうのでしょうか。
政府分科会や首長等は特に若年層に対して呼びかけを行っています。
国及び都道府県は、大学や高校に対して、部活動・サークル活動における感染リスクの高い活動の制限等についての学生等への注意喚起を徹底するよう再度呼びかけて頂きたい。また、卒業旅行や謝恩会についても控えるよう呼びかけて頂きたい。
「若年層叩きだ」という批判もありますが、街中での様子を見る限りでは「致し方ない」と感じています。
いっその事、飲食店は「お一人様席」もしくは「同居家族テーブル」のみを提供するとガイドライン等で定めた方が良いかもしれませんね。
同じテーブルで飲食すると、会話を我慢するのは難しいですから。「黙食」を呼びかけるより、会話出来ない造りを構成した方が効果的ではないでしょうか。
たまに子供と一緒に外食する機会があるのですが、人が多い時間帯は必ず外しています。開店直後(11時や17時)にうかがう事が多いですね。
なお、繁華街から消えた高齢者や家族連れは、地元の最寄駅周辺で以前より頻繁に見かけます。地元で過ごす時間が長くなっているのでしょう。
そして駅周辺の居酒屋で盛り上がっているのは、高齢男性を中心としたグループです。知らないところでクラスターが発生している気がしてなりません。
新型コロナウイルスに対する感染予防は引き続き求められます。ワクチン接種等が始まっても、現役世代や子供が接種できるのは相当先となります(子供はメドすら立っていない)。
自分達の健康を守る為、マスク着用や手指消毒を徹底していきましょう。