2024年度保育所等一斉入所申込状況分析、第4回は港区です
※10月末に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。
昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。
0歳児倍率は市内トップ、1歳児は一部園に希望集中、駅チカだが第1希望が少ない園も
港区の申込数は404人(昨年より22人減)、募集数は392人(同43人減)となりました。0歳児入所倍率はほぼ横ばい、1-4歳児は低下しました。昨年より若干ながら入所しやすくなったという印象を持ちました。
ただ、これはあくまで区全体の数字を見た話です。保育所等毎・年齢毎の数字を追いかけると、極めて厳しい現実が待ち構えています。
まずは0歳児です。0歳児入所倍率が1倍を超えたのは港区のみです。0.5倍・0.6倍という区も多い中、港区の0歳児倍率は突出して高い値です。一斉入所を逃してしまうと、年度途中での入所は極めて難しくなります。
更には一部の保育所等に0歳児第1希望が集中しています。2倍を超えたのは第2善児園・磯路保育所(5.67倍)・池島保育園です。特に磯路保育所の入所倍率は極めて高く、フルタイム+共働きであっても入所できない恐れがあります。
より厳しいのは1歳児です。入所倍率1.43倍は市内中心部の多くの区より高い値です。港区は他区と比べて保育所等の整備に積極的とは言えません。他区が保育所等を次々と新設して入所倍率を低下させた一方、港区は高止まりが続きました。
1歳児入所倍率が2倍を超えたのはアソカ学園(3.29倍)・安治川保育園(3.17倍)・磯路保育所(7倍)・築港保育園(4.33倍)です。何らかの加点が無ければ、入所するのは困難だと考えられます。
港区は弁天町駅や朝潮橋駅近くに他の保育所等もあります。中には定員が非常に多いにも関わらず、第1希望が募集予定を大幅に割り込んでいる保育所等もあります。
こうした保育所等を第1希望とする家庭が少なく、他園に集中する何らかの理由があるのでしょう。見た目の倍率以上に港区の0-1歳児入所は厳しいです。
今後の予定&運営支援のお願い
今年も各区毎の申込状況等を分析し、様々な情報等を掲載する予定です。
「○○区の情報を早く知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。現在も体調不良が続いています。お時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。
同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。
必要な育児・生活・事務用品等がありましたら、