大阪市内の児童生徒の間で、新型コロナウイルス感染症が急激に拡大しています。

感染症情報マップによると、大阪市内で出席停止となっている児童生徒(殆どが小中学生)は732人(9月6日現在)に達しました。これは第8波の真っ只中だった昨年12月上旬と同じ水準です。


https://www.gakkohoken.jp/system_information/jssh_absence_information_mapping

我が家がお世話になっている保育所でも、感染が急激に広がり始めました。

先週までは皆無だったのですが、今週に入ってから0歳児クラスで感染者が急増しています。既に約半数の0歳児がコロナで休んでいます。このままだとクラス全滅は避けられません。

0歳児は昨年の大クラスターに巻き込まれておらず、ワクチン接種率も低い為、真っ先にクラスターが発生してしまったのでしょう。

今後の焦点は他のクラスです。今年入所したばかりの園児も多い1歳児・2歳児クラスで感染が広がらないかと心配しています。

大阪市立学校では新たに文の里中学校(阿倍野区)にて1-2年生学年休業を実施している事が明らかになりました。予定していた課題テストは延期されました。登校しているのは3年生のみです。


http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=j712601&type=1&column_id=2486206&category_id=1976

全国で文化祭・運動会クラスターが相次ぐ

全国各地では大規模なクラスターも確認されています。学校関係では運動会や文化祭で感染が拡大した事例が多いです。

 泉丘高によると、始業式が行われた5日は全校生徒約1200人のうち、新型コロナで80人、発熱などの症状で33人、そのほかの体調不良で50人が欠席した。学年別では1年生72人、2年生53人、3年生38人だった。

 8月30日~9月2日に開催された文化祭やその準備で徐々に感染が広がった可能性もあるという。学級閉鎖や学年閉鎖の措置は取っていないが、岡橋勇侍校長は「今後、欠席者が増えれば検討する」とした。

 二水では1日、コロナやそのほかの病気を理由に全校生徒約1200人のうち、約200人が欠席した。感染拡大を防ぐため、1、2年を同日午後、学年閉鎖とした。現在、感染拡大はしていないという。8月26、27日に文化祭があった。

 桜丘は4日、全校生徒約1070人のうち、約200人が発熱やのどの痛みなどで欠席し、同日午後の授業を打ち切った。5、6日は1、2年を学年閉鎖、3年の3クラスを学級閉鎖とする。文化祭は8月31日、9月1日に開かれていた。

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1173409

三条市によりますと、5日に下田中学校の生徒200人のうち43人がインフルエンザ・新型コロナウイルス・発熱などの体調不良を訴えて学校を欠席。これを受けて、下田中学校は6日から8日まで臨時休校となります。

下田中学校では9月2日に体育祭を開催していて、4日が代休となっていました。三条市教育委員会によりますと、体育祭で感染が拡大した可能性があると言うことです。

https://www.fnn.jp/articles/-/581636

学校生活において、こうした行事は重要です。できる限り実施して欲しいです。ただ、学校での感染対策は大幅に緩和されてしまっているのが実情です。

多くの児童生徒が集まり、中に感染者が紛れ込み、マスクや換気と言った対策が行われていなければ、急激に感染が拡大するのは当然です。

親目線としては、十分な感染対策を行った上で学校行事を実施して欲しいのです。「ノーマスクで笑顔」という精神論は不要です。必要なのは「マスクで感染対策しながら楽しむ」という合理的対応です。

大阪でも多くの学校で9月に文化祭が開催されます。既に開催された学校も多いです。

文化祭一覧
https://www.studyh.jp/kansai/list/event/eventlist.html?id=bunkasai

多くの学校で感染が広がり、中には100名以上が感染する大クラスターが発生する学校もあるでしょう。せめて「体調不良者は自宅静養、文化祭参加者はマスク着用を」と呼びかけられないものでしょうか。