大阪府内のコロナ感染者は増加の一途を辿っています。
大阪府医師会サーベイランスによると、先週1週間の感染者はその前1週間より35%も増加しています。これは「急増」です。3連休を経て、感染が更に拡大しています。
とある症状(コロナとは無関係)があったので、今朝はかかりつけ医の内科を受診しました。以前から発熱患者の診察も行っています。
朝一番に到着したのですが、その前後から受け付けの電話が鳴り止みません。小耳を立てて会話内容を聞いていたのですが、「発熱した」という問い合わせばかりでした。
中には電話だけで明らかにコロナ感染だと推測できる患者もいました。看護師が「多分コロナ」「やばい」「絶対に外で待って貰おう」という話をしていました。
それと同時に大勢の患者もやってきます。が、発熱患者を個別に隔離するスペースが足りません。小部屋は全て埋まってしまい、屋外や車の中で待ってもらっていました。
年代はバラバラです。高齢者は若干少なく、現役世代や子供がやや多く感じました。中には同じ保育所に通っている園児もいました。
抗原検査も次々と行われています。複数の検査キットが台上に置かれ、一定時間が経過するのを待っていました。
診察→抗原検査→一定時間の経過→再診察という流れなので時間が掛かります。待合室や外で待つ患者は増える一方です。暑く、ドアや窓を開けっ放しにしているので、室内の温度は下がりません。
ここまで忙しいかかりつけ医を見たのは久しぶりです。我が家が一家全滅した、昨夏の第7波を思い出しました。
数多くの発熱患者を診察している診療所にも関わらず、マスクを着用せずに来訪している患者が少なくないのには驚きました。未就学児は仕方ないとしても、それ以外の患者は着用すべきでしょう。待合室には「マスクを着用して来院して下さい」というポスターが掲示されていました。
学校は夏休みになりました。昨年以前の経験から考えると、学校を通じた感染拡大は一段落する筈です。が、部活動や保育所等を通じた感染拡大は継続します。
また、夏の間は様々なイベントが行われます。中には密になる物もあります。周辺地域で行われるイベントを見る限り、感染対策に留意するものと全く無視するものに二分化されています。
大阪はノーマスクの方が殆どです。先日に市内中心部に出掛けたのですが、マスク着用率は1割前後でした。保育士も3割前後まで低下しています。もうマスク無しが当たり前の風景となっています。
我が家は今夏も極力人混みを避けます。