新型コロナウイルス感染症の位置づけが5月8日から5類へ移行します。それに合わせ、大阪市の学校園における対策等も見直されます。

本日付で各学校園から家庭へ文書が配布されます。既にひな形を学校日記等に掲載している学校があるので、それをご紹介します。

http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/files/e701580/doc/236058/4862069.pdf

文言の一部を付け加える学校もあるかもしれませんが、概ねはこの通りでしょう。

家庭に影響する部分は下記の通りです。
・体温チェックは不要
・学校教育活動において、マスクの着用を求めない事が基本となる(例外的に求める事もある?)
・黙食は必要ない(大声は認容するのか?)
・感染が流行している場合は、一時的に近距離・対面・大声での発生を控えたり、身体的距離の確保を講じる事も考えられる。
・感染した児童生徒の出席停止期間は「発症した後5日を経過、かつ症状が軽快した後1日を経過するまで」を基準とする
・発症から10日経過するまではマスクの着用を推奨する
・濃厚接触者の特定は行わない
・家族が感染しても直ちに出席停止の対象とする必要は無い(学校がどの程度の要請・制約を行うかは不透明)
・普段と異なる症状がある場合は、無理して登校しないように呼びかける

「考えられる」「基準とする」「必要ない」といった曖昧な文言が非常に多い文章です。細かな対応は現場をよく知る学校に委ねる(丸投げ)趣旨なのでしょう。

既に学校行事へ保護者や地域住民等が参加する際の人数制限も撤廃されています。文部科学省は「参加人数の制限は必要ない」と明言しています(マスク着用等の感染対策は推奨すべきですが)。

運動会等の体育的行事や文化的行事についても同様に、保護者等の参加人数の制限は必要ないこと。

https://www.mext.go.jp/content/20230317-mxt_kouhou01-000004520_3.pdf

今年の運動会等は大勢の方が集まりそうですね。

来週以降、学校がどういった対策を継続し、どういった対策を緩和するかを注目していきます。対策を全面的に解除した直後に大勢の児童生徒が体調不良で欠席する事態が生じないのを祈るばかりです。