全都道府県で新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し続けています。北海道等は既に全数把握を取りやめる前の感染者を上回っており、第8波は過去最大の感染者を記録する恐れが高まっています。インフルエンザとの同時流行が本当に心配です。
大阪市内でも徐々に感染者が増加しています。直近1週間は概ね前週比1.2倍程度の増加ペースとなっています。
第7波と同じく、第8波でも子供の感染者が顕著です。大阪市立学校は臨時休業等を極力行わない方針ですが、市立生魂(いくたま)小学校は臨時休業せざるを得ない事態に追い込まれました。
学校休業のお知らせ
本校におきまして、かぜ症状等がみられ、出席停止となる児童が全学年で増加傾向にあります。現在の状況を鑑み関係機関と協議した結果、これ以上の感染拡大を防止するために、17日(木)~20日(日)まで全校臨時休業とし、家庭学習へと変更します。
これを受けまして、今後も状況を把握し、大阪市教育委員会並びに保健所等と連携し、感染拡大の防止を図ってまいります。各ご家庭におきましても、お子さまの健康観察を行っていただき、発熱等の症状がある場合は、無理をさせず、早めに医療機関を受診していただくなどご対応、ご協力をお願いいたします。
※ 本日及び臨時休業期間中は、いきいき活動に参加することができません。【全校臨時休校期間】11/17(木)~11/20(日)
リモートによる学習等、学年に応じた学習を行います。http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=e591246&type=1&column_id=2189917&category_id=541
全校臨時休業を行う一つの基準は、複数の学年で学級休業が行われた場合です。きょうだいや学年を越えた活動等から、学校全体に感染が広がってしまったのでしょう。
我が家がお世話になっている学校でも、10月以降は学年を越えた活動が盛んに行われています。3年ぶりにたてわり遠足も行いました。地域との交流行事を除けば、ほぼコロナ禍前の活動に戻りました。
致し方ない事ですが、感染が拡大するリスクも大きくなります。これまでは学級内で感染が収まっていた物が、学年や学校全体へ波及する可能性が高まっています。
保護者目線で気掛かりなのは、感染予防意識の低下です。顕著なのはマスクです。通学時の子供達のマスク着用率が目に見えて下がっています(それでも9割以上ですが)。そして、マスクを外している子供は近距離で大声で話す姿が目に付きます。
ワクチン接種率が低迷しているのも心配です。大阪市の5歳~11歳のコロナワクチン接種率(2回目)はたったの6.36%です。12歳~17歳の3回目接種率は20.27%です(いずれも11/14時点)。
全校活動の再開、マスク着用の不徹底、ワクチン接種率の低迷、そして寒さによる換気不十分、いずれもコロナ感染を拡大させる力があります。
地域の発熱外来も混み出しました。小児科医院も待ち時間が長くなり、一端は閉鎖した発熱外来専用の待合室を再開する動きが生じています。
来たるべき冬を前にして、今一度感染防止策を徹底する必要があるでしょう。コロナ感染経験者としても、あの高熱と倦怠感と喉の痛みと味覚障害と外出制限は御免被りたいです。ただの風邪ではありません。
生魂小は人数が少なく、1年生は全体で38名ほど。
1クラス20人もいません。
今の大阪市では、クラスの15%以上が休みだと学級閉鎖になりますが、1年生は、3人休むとアウトです。
割合ですから、クラス全体の人数にはある意味左右はされないはずですが、それでもなんだかなぁという感じです。
クラスも、ギリギリ全学年それぞれ2クラスなので、その2クラスが閉鎖になれば、それは学年閉鎖。
学校閉鎖は、小規模校はなりやすいんだなと思いました。
ちなみに、マスクはまだまだ徹底されていました。
人数が少なくゆとりがあるため、かえって児童間の距離も取れている印象があります。
どちらかというと、きょうだいのおられるご家庭が多いのかも?という感じがします。
参観日など、教室のはしごをされている親御さんが沢山おられました。
誰か一人が風邪をひくと、きょうだいもかかりやすいので、それでお休みが増えたのかもしれません。
ちなみに同じ区内ですと、先週は天王寺小がインフルエンザで学級閉鎖、2週間ほど前は風邪で味原小が学級閉鎖しています。
マンモスの真田山は無いとのことで、学区による違いはありますね。
コメントありがとうございます。
長期の臨時休業はさぞ大変だったと思います。
大阪市は学校も保育所等も臨時休業を極力避ける方針だと聞いています。
割合も絶対視せず、よく言えば柔軟に、悪く言えば軽視して判断している様子です。
特に少人数学級では簡単に基準を超えてしまいます。
きょうだい間の感染は避けられないですね。
そして学年間や施設間に広がっていきます。
こちらの地域は落ち着いていると聞いています。
発熱外来も小児科も空いています。
嵐の前の静けさの様な気がしています。