2023年度保育所等一斉入所申込状況分析、第8回は都島区です。リクエストを頂きました。

※10月28日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、入所倍率が2倍を超えた箇所は赤、保育士等優先利用者が存在する箇所は緑で表示しています。

保育所等整備は高水準、都島友の会が運営する保育所等の募集数に変化が

都島区は申込数が急激に減少しています。特に0歳児が顕著です。2022年の145人から、2023年には120人へと減少しました。少子化が急速に進んでいるのでしょう。

0歳児クラスで注意が必要なのは、社会福祉法人都島友の会が運営する各保育所等です。ほぼ全ての保育所等で0歳児募集枠が減少しています。法人としての意思決定としか考えられません。区全体の0歳児入所倍率が0.63倍と低い水準であり、0歳児募集数を減少するのは自然な流れです。

これに伴って他の年齢の募集数にも変化が生じています。ざっと見た限り、1歳児以の募集数が増えている保育所等が目立ちます。0歳児枠を他に振り替えたと考えられます。

1歳児は市内中心部ほどの高倍率ではありませんが、他区と同じく6年保育を行う保育所等に第1希望が集中しています。特に大東保育園・都島児童センター・都島児童センター・毛馬コティ保育園・内代まつのはな保育園は2倍以上の倍率です。加点が無ければ厳しいケースもあり得ます。

中でも保育士等優先枠の利用者があり、倍率が3倍と高い内代まつのはな保育園はきょうだい加点等で埋まってしまう可能性が強いです。無加点では辛いです。

都島区で特徴的なのは、3歳児クラスへの入所のし易さが上げられます。2023年度一斉入所における3歳児倍率は、0.89倍へと急落しました。

毛馬保育所・友渕児童センターでお幅に募集数が増えたのに加え、2022年度一斉入所における2歳児倍率が低く、入所希望者の大半が既に入所してしまった為でしょう。区全体の3歳児募集倍率を抑制するには、1-2歳児募集数を増やすのが重要です。

なお、都島区では2023年7月にうれしい保育園都島本通が総合医療センター前に開所する予定です。今後も少子化は続く事から、区内の保育所等整備は十分な水準に達したと考えられます。

今後の予定&運営支援のお願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、様々な情報等を掲載する予定です。

「○○区の情報を早く知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。現在も体調不良が続いています。お時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。

同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。

必要な育児・生活・事務用品等がありましたら、ウェブサイト上に設置しているAmazonリンク楽天リンクらご購入頂けると幸いです(特にAmazonギフト券を購入し、皆様ご自身で利用して頂けると嬉しいです)。