新型コロナウイルスの感染者が急増しています。まさしく第7波です。7月11日に大阪府から発表された感染者は2,512人でした。1週間前の1,150人から倍以上に増加しています。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0711.pdf

年代別感染者で最も多いのは10代です。すなわち、学校を舞台に感染が急拡大している事を物語っています。

臨時休業する学校も相次いでいます。明日12日から大阪市立美津島中学校(淀川区)・東淀中学校(東淀川区)が臨時休業を行います。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000509375.html

美津島中学校は複数の学年・学級で、東淀中学校は生徒・教職員に感染者が確認されました。これら以外にも、数多くの学校が学級休業や学年休業を行っています。

しかし、学校の感染対策は何ら強化されていません。大幅に緩和されたままです。今後も間違いなく感染は拡大します。

実は大阪府の10代(12歳~19歳)のワクチン3回目接種率は全国最低です。10代全国平均31.6%に対し、大阪府は18.1%に過ぎません。

3回目接種の年齢階級別接種率(都道府県別)の実績
https://www.kantei.go.jp/jp/content/kenbetsu_nenreikaikyubetsu-booster_data.pdf

今後は特に部活動で急激に広がるでしょう。大会への出場辞退や中止、練習試合や大会で大規模なクラスターが発生すると確認しています。

先日、保育所から「子供の熱が高いので、お迎えに来て欲しい。」との電話がありました。

コロナ禍以降の保育所で厳しく感じるのは、次の登園は解熱後24時間以降である事、そして必ず医師の診断を受ける事、とされている点です(お世話になっている保育所特有の対応かもしれません。)

お迎えの電話があるのは、主に37.5度以上の発熱がある場合です。24時間以内に翌朝を迎えてしまうので、自動的に翌日は登園できなくなってしまいます。例外はありません。

子供の体調回復や園内での感染防止に万全を期すという趣旨は理解できます。が、翌日の予定が完全に飛んでしまうので、本当に困っています。翌朝に熱が下がって元気に動き回る姿を見ると尚更です。

また、必ず医師の診断を受け、登園許可を得る様にとも求められています。明らかにちょっとした風邪であっても、受診を強制されます。混み合う午後診を避け、休みを強制される翌日の午前診を受診する様にしています。

子供の発熱で受診すると、漏れなく「新型コロナの抗原検査」がセットで付いてきます。以前はアデノウイルスと溶連菌の検査(冬場はインフルエンザも)だったのですが、更に増えてしまいました。

大人だったら自己判断で「検査は不要です」と断れるのですが、子供は万が一の場合や保育所からの(事実上の)要請もあり、カジュアルに抗原検査を受けてしまいます。大阪府はこども乳児医療によって1回当たりの医療費が上限500円とされているのも後押ししています。

検査結果は毎回「陰性」です。

家族の感染者は未だいません。マスク(KF94)・ワクチン(上限まで接種済)・手洗い・リスク行動の回避(外食ゼロ、人混み回避)といった防疫措置が効果を発揮、そして運が良かったと考えています。

これから気掛かりなのは、感染拡大と夏のお出掛けシーズンが重複している点です。実は今週末は3連休があります(完全に忘れていました)。ここ2年強の間、3連休を契機に何度も感染が広がりました。

当面は感染者が拡大し続けるでしょう。政府や大阪府は現時点で行動制限等を行う意思がありません。感染者の急増を受けて自然と外出を自粛し、徐々に感染者が減っていくのではないでしょうか。第6波と同じ収まり方です。