11月20日の大阪府コロナウイルス感染者は370人でした。過去最多です。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/otegami.pdf
本日開催された第29回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議では、イエローステージ(警戒)2への移行が決定されました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00379293/2-1_youseinaiyou.pdf
これを踏まえ、大阪府民へ5人以上・2時間以上会食自粛、重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患のある方等)への不要不急の外出自粛要請、高齢者や身近に接する方へのリスク回避及び有症状時の早期検査の徹底等が呼びかけられます。
会食の人数・時間制限は昨日までに報道されていました。
本日の会議で特に重要だと感じたのは、「高齢者は基礎疾患のある方等への不要不急の外出自粛要請」です。昨日までに報じられた記憶がありません。
会議では高齢者の重症化率や死亡率の高さが強調されていました。特に医療機関や介護施設で発生したクラスターに起因する重症者や死亡者が非常に多いと危惧されていました。
「不要不急ではない外出」の一例として、資料では「医療機関への通院、食料・衣料品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活の維持に必要な場合」が例示されています。
こうした活動は日常生活の一つであり、自粛する必要がないとされています(但し感染予防を行った上での行動が必要です)。
一方、資料のこの部分では明記されていませんが、除外規定に例示されていなかった活動があります。「GoToトラベル」や「GoToイート」です。
確認した限りでは、大阪府の資料には「GoToトラベルやGoToイートの自粛要請」という言葉は含まれていません。15時半まで聞いた範囲では、会議でこうした発言はありませんでした。
しかしながら旅行や外食(GoToトラベルやGoToイートの利用も含む)は、不要不急の外出だと考えられます。例示事由に何ら含まれていません。
旅行や外食を取りやめても、高齢者や基礎疾患がある方等の生活の維持に大きな支障はありません。
大阪府は明言を避けています。いわゆる大人の事情でしょう。
ただ、高齢者や基礎疾患がある方等へ要請する「不要不急の外出自粛」には、言外に「GoToトラベルやGoToイート」を含んでいます。
事実上、この決定は高齢者や基礎疾患がある方等に対し、GoToトラベル・GoToイートの自粛要請も含んでいると考えざるを得ません。
報道関係の方、吉村知事に質問して頂けないでしょうか?