大阪市立小中学校は8月25日・26日に始業式を行いました。全国では多くの学校が9月1日から2学期が始まりますが、大阪市は一足早く始まっています。
それから2週間弱が経過しました。大阪市立学校内での感染拡大が危惧されます。
これについてお世話になっている学校の先生に訊ねたところ、「校内感染は未だ確認されていません。コロナ感染で休んでいる子供はいるが、家庭内感染と考えられる子供ばかりです。」という返事でした。
子供にも訊ねたところ、「クラスに欠席者はいないよ。毎日みんな来ているよ。給食が余らないよ。」との事でした。
学校での感染対策は1学期と変わりありません。屋外ではマスクを外して距離を確保し、屋内ではマスク着用と換気を徹底しているそうです。
ただ、以前は登下校中にマスクを外している子供がチラホラといましたが、2学期は全然見かけません。大阪の爆発的感染を受け、それぞれの家庭での感染対策レベルが上がっています。
地域の発熱外来も閑古鳥が鳴いています。7月中旬から8月に掛けては発熱患者が溢れかえっていましたが、今はひっそりとしています。別の疾病で受診しようと電話を掛けたのですが、「いつでも良いですよ。」という気の抜けた返事がありました。先月の修羅場がウソのような静けさに包まれています。
一方で保育園は少し違った光景があります。子供が在籍しているのとは別クラスでは毎日の様に新たな感染者が確認されており、園内感染を疑っているとの話を聞きました。
大阪市内全域では、2学期は2学校園が臨時休業を行いました。本庄中学校と城東幼稚園です。
城東幼稚園は職員間で感染が広がっています。
これ以外にも一部の学校園は学年休業やクラス休業等を行っているでしょう。ただ、総じて言うと、子供の感染者が減少傾向にあるのは間違い有りません。
運動会・遠足・発表会・(学年によっては)宿泊行事等、秋の行事は盛りだくさんです。子供の感染者が順調に減少していけば、何とか実施できそうです。
学校にも保育園にも共通しているのは、「外部の招待者は極力減らしたい」という強い意志です。町会等からの来賓のみならず、観覧する保護者も可能な限り絞り込みたい意向が伝わっています。
ただ、保護者には子供が頑張っている様子を見たい思いはあります。昨年・一昨年と揉めた(という程ではありませんが)のは「祖父母の取り扱い」でした。保護者のみとするか、同居親族○名までとするか、1家庭につき○名までとするかで、来場できる祖父母は左右されます。
会場の場所(屋内か屋外か)・会場の広さ・想定される参加者数・地域等の感染状況によって範囲は異なってきます。納得できる範囲なら良いですが、中には「どうして?」という内容もありました。
学校等の対策を見ていて気になったのは、保護者や子供よりも教育委員会や市役所の顔色を窺う姿勢が極めて強い事です。何度も「教育委員会の決定だから」という話を聞かされました。でも、教委等は全ての学校園の状況を事細かに把握できていません。教委等の方針と現場の実情が食い違う事があるのは当然です。
秋の諸行事がどうなるか、注意深く見ていきます。
子供の通う保育園も、特に職員の感染が多く、合同保育せざるをえない事から、家庭保育要請がでました。
ただ、先月から保育料や給食の減免措置もなくなり、極力開園してという市の意向もあって、7月以前であれば、学年閉鎖や半分休園になるレベルなのに、閉園出来ない&強制的に休んでと言えないと困ってらっしゃいました。
市にも相談されたそうですが、閉園しないでと言われてしまった様です。
実際は、就学前施設は、相当感染数が多いのでは?と思っています。
コメントありがとうございます。
我が家がお世話になっている保育所では職員の感染は殆ど無いそうですが(あっても家庭内から感染)、園児の感染は止まらないと聞きました。全クラスに跨がってというわけではなく、局所的に生じているそうです。
8月からは濃厚接触者の特定を行わなくなり、園を閉じたり特定の園児を休ませるのは非常に難しくなっています。従来は濃厚接触だろうと判断される園児が登園するのを止められないと聞きます。
また、保護者等が陽性確定したら、医療機関等で検査を行わない未就学児も少なくないでしょう。受診して陽性確定しても、重症化リスクがなければ解熱剤や座薬が処方されるだけです。寝込んで隔離されている保護者が子供を診療所へ連れて行くのも大変です。
統計上で陽性と上がっている数字以上に、実際の感染者は多い筈です。0-2歳児は保育料の減免が絡むので陽性確定が必要ですが、3-5歳児は減免されません。