子供の同級生の名前が本当に読めません。すんなりと読める子供は半数程度でしょうか。残りは考えて読める名前、そして考えても読めない名前です。

こうした名前の「よみかた」に一定の制限を設けるべきか、中間試案がまとまりました。

“戸籍の氏名に読みがな” 法制化へ中間試案 法制審議会の部会

行政手続きなどのデジタル化を進めるため、法務大臣の諮問機関である法制審議会の部会は、戸籍の氏名に読みがなを付ける法制化に向けた中間試案をまとめました。

戸籍の氏名には漢字しか記載されておらず、行政手続きなどのデジタル化の妨げになっているとして、政府は読みがなを付ける方向で検討しています。

法制審議会の戸籍法部会は17日の会合で、法制化に向けた中間試案をまとめ、この中ではひらがな表記とカタカナ表記の両案が示されています。

そして「キラキラネーム」と呼ばれる個性的な名前など表記や読み方が多様化する中、読みがなをどの程度まで自由に認めるかをめぐり、戸籍法には規定を設けず権利の乱用がなく公序良俗に反しない範囲で認める案や、音読みや訓読み、慣用による読み方や漢字の意味と関連性が認められるものにする案、これに加え、法務省令で定めるものとする案が示されています。(以下省略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220517/k10013629761000.html

中間試案では3案が掲載されているそうです。

試案が読み仮名の許容範囲としたのは、〈1〉権利の乱用や公序良俗に反する場合を除く〈2〉音訓読みか慣用で読めるか、字義との関連がある〈3〉音訓読みか慣用で読めるか、あるいはそのいずれでなくても、字義との関連があるか、正当な理由がある――の3案。

 〈1〉が最も緩く、〈2〉が最も厳しい。〈3〉はその中間だ。今後、意見公募(パブリックコメント)を経て案を絞り、法制審が政府に答申する。3案のいずれが採用されても、「光宙」を「ピカチュウ」、「騎士」を「ナイト」、「陽葵」を「ひまり」と読ませるなど、外国語由来のものや、字義から連想できる読み仮名などが広く認められる見込みだ。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220517-OYT1T50102/

何らかの制限を設けるとしても、その線引きは難しそうですね。基準を設けても、その運用や判断は自治体や担当者によって違いが生じ兼ねません。担当者で判断が付かなかったら、最終的には法務省に相談するのでしょう。

うちの子は簡単に読める名前ばかりです。名付けをする際に「誰でも簡単に読め、発音しやすい名前」というのは譲れない条件でした。

他の子の名前を見聞きすると、「それはあんまり・・・・」と思う事は少なくありません(口には出しませんが)。一方、名前を付ける権利は尊重されるべきです。

「絶対読めないキラキラネームランキング」というものがありました。

絶対読めないキラキラネームランキング 1位から10位
1位 男 あだむ 171票
2位 心姫 はあと 他 163票
3位 紅葉 めいぷる 他 162票
4位 桃花 ぴんく 他 158票
5位 夢姫 ぷりん、ゆらり 他 157票
6位 天音 そぷら 他 156票
7位 奏夢 りずむ 他 152票
7位 愛翔 らぶは 他 152票

https://ranking.goo.ne.jp/column/6010/ranking/52086/

「漢字の「読み」、あるいは「意味」と直接関連があるもの」に限定したとしても、5位「夢姫(ぷりん、ゆらり)」以外は認められるのではと感じました。

でも読めません!