小学校は今日から本格的に1学期が始まりました。ようやく子供の弁当・昼食作りから解放されました。本当に大変でした….。
始業式が行われた8日は、子供は学校から大量のプリントを持ち帰ってきました。毎年の事ながら、閉口する分量です。これについては朝日新聞が集中的に取り上げています。
職員室に響く電話、プリントで「指紋消えそう」 デジタル化したら…
https://digital.asahi.com/articles/ASQ483SMSQ3JULEI003.html学校の欠席連絡、連絡帳からスマホに でも変わらぬ「プリント地獄」
https://digital.asahi.com/articles/ASQ483TFKQ3ZULEI00F.html
私が真っ先に目を通るのは年間予定表や月間予定表です。これがなければ今後のスケジュールを立てられません。
意外と言いますかやはりと言いますか。今月下旬には「家庭訪問」が予定されていました。昨年や一昨年はコロナ禍で中止となりましたが、今年は3年ぶりに行う予定です(昨年は一部に行った学校もあるそうです)。
実は内心では「このまま家庭訪問が廃止されて欲しい」と感じていました。保護者や子供に掛かる負担が少なくありません。
一般的に家庭訪問は平日14時~17時の間に行われます。希望する日時や対応出来ない日時を用紙に記入して提出し、学校が調整を行って日時が確定します。
滞在時間は概ね10分~15分程度という短い時間です。大した話は出来ず、顔合わせ程度です。その為に仕事を休んだり、スケジュールを調整しなければなりません。終了時間も中途半端な時間です。
先生が自宅に来られるので、家中を掃除しなければなりません。普段からしっかり掃除できていれば良いのですが、子供の相手をしながらは難しいです。
家庭訪問日の授業は午前中で終了し、給食を食べてから下校します。我が家はいきいきで夕方まで過ごす予定ですが、いきいきに行かない家庭の子供は早い時間に帰ってきます。そこに保育所の予定やお迎えが重なります。
ましてや今はコロナ禍が続いています。学校とは異なり、自宅には衝立はありません。家中の窓を開け、換気扇を回す程度の感染対策しか出来ません。
学校としては自宅の場所や様子等を確認し、保護者と顔合わせを行いたいという狙いがあるのでしょう。それは理解できます。ただ、それを行えなかったこの2年間に大きな支障が生じませんでした。
これに加え、1学期は授業参観や期末懇談会等で保護者が学校を訪問する機会があります。その度に時間を確保するのは大変です(昨年4月の大阪市立学校のほぼ一斉休校ほどではありませんが)。
学校関係の諸行事等がどこまでコロナ禍前に戻すか、注意深く見ていくつもりです。子供が関係する諸行事はできる限り行って欲しいですが、保護者関係の催し(特にPTA関係)は縮小・廃止してもらえると助かります。
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この2年、コロナ禍で多くの学校行事が中止・変更されました。小康状態となった今、学校は2つの流れに分かれていきます。一つは、コロナ以前の学校行事をすべて復活させ、すべてが例年通りの、以前の姿に戻そうとする学校。そしてもう一つは、学校行事等の中止、削減、内容変更や簡略化しても子どもや保護者に支障がなかったかどうかを検証し、スクラップアンドビルドを加えて新しい教育内容を創っていこうとする学校です。すべては校長次第ですが、一教員としては、卒業式の練習を減らしても、思い出に残る卒業式を実施でき、その分の時数を、卒業前の有意義な学級活動に充てることができましたし、感染防止の観点から家庭訪問を無くしたことで、週4日の午後の授業時数を確保できたことは、コロナ禍でなければ変えることができなかった、大きな成果であったと思います。残念ながら私の勤務校は、市教委の影響もありますが、元に戻すことが当たり前と考えているようで、校長には何の疑問もためらいも無く、この2年の苦労が無駄に終わりそうで、せっかくの改革のチャンスを逃してしまうことがただただ残念です。
専門的な視点からのコメントを頂き、ありがとうございます。
昨年はコロナ禍による臨時休業や学級閉鎖で授業時間が制限された反面、行事練習の縮小や家庭訪問の中止によって授業時間を確保できたのですね。
この2年により、様々な行事等が縮小された学校に保護者として慣れてしまいました。
全面的に以前の姿に戻る事には強い抵抗感を感じます。
校長先生が元に戻そうとしても、保護者からは強い不満の声が出ると思います。
特に家庭や親に大きな負担が掛かる行事等は尚更です。
どれをどうするか、保護者の声にも耳を傾けて欲しいです。
天王寺区です。
かなり小規模な学校で、学区も狭いですが、今年度も先生方が自宅の場所まで行くだけで、家庭訪問は無しとの事でした。
子供の頃はちょっぴりドキドキ、ワクワクでしたが、親の立場からすると、正直面倒ですね(笑)
ただ、学区の環境的に、した方がよいと判断されている学校も有るかと思います。
いつもコメントありがとうございます。
通われている学校は、いわゆる「所在確認」を行うのですね。
急な用事で先生が児童宅を訪問する事もあり、正確な場所を把握しておく必要はあるのでしょう。
過去には休校中に先生がプリントを持ってこられた事がありました。
親としては大変です。
良い機会なので、部屋の大掃除をしようと企んでいます。
教員、保護者、両方の立場です。
保護者としては、無い方がありがたいです。
教員としては、毎年訪問する必要は無いとは思いますが、
やはり一度は家庭の様子を知っておきたいとは思います。
家を見るとその子どもの生活が見えるので…
新一年生だけは訪問したいなと思います。
大阪府立の支援学校は経費(教員の交通費)削減のため、
かなり前から毎年の家庭訪問が無くなった学校が多いです。
家庭訪問は無くてもなんとかなるけれど、
新一年生はある方がいいかなぁ…
と言うのが私の個人的な意見です。
コメントありがとうございます。
確かに新1年生は家庭訪問を行うメリットが大きいですね。
学校視点からは家庭環境を確認したいでしょうし、保護者視点(特に第1子の親)としては先生にご挨拶して話をしたいです。
昔と今の学校は違い、親世代より若い先生も多く、そのギャップを早期に埋めるのは大切です。
思い返すと、先生と個別に話が出来たのは、1年生1学期末の懇談会(7月)が初めての機会でした。
疑問や質問を訊いていたら、あっという間に時間が足りなくなってしまいました。
家庭訪問がなくとも、早いタイミングで先生と接点を持っておきたいです。
それこそ短時間の電話でも構いません。
支援学校は児童生徒が広範囲から登校するので、家庭訪問も一苦労ですね。
訪問に要する交通費が削減されたのは驚きです。
家庭訪問の是非は別として、行うならば必要な経費です。
これを削ってしまうのは残念です。