萩生田文部科学大臣の発言です。

休校の時期や期間は各教育委員会で判断を 萩生田文部科学相

 萩生田光一文部科学相は28日の閣議後記者会見で、小中高校の一斉休校について「地域や学校の実情を踏まえ、さまざまな工夫があっていい」と述べ、休校の時期や期間について各地の教育委員会などで柔軟に判断するよう求めた。

 一斉休校を決めた理由について「専門家から、学校が集団感染のリスクが高いとかねて意見があり、政府が大方針を示した」と述べた。

 また、一斉休校について「実効性担保のため、児童生徒は基本的に自宅で過ごし、不要不急の外出をしないよう関係省庁に協力を求める」と述べた。

https://www.sankei.com/life/news/200228/lif2002280016-n1.html

萩生田文科相、休校要請に「実情踏まえ柔軟な対応を」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて安倍晋三首相が小中高校などの臨時休校を要請したことを受け、萩生田光一文部科学相は28日朝の会見で、臨時休校の期間ややり方について「地域や学校の実情を踏まえて様々な工夫があってよい。全国の皆さんの声を聴きながら、柔軟な対応をしていきたい」と述べた。同日、都道府県教育委員会などに通知を出すという。

 文科省は25日、ある自治体の学校で感染者が出た場合、周辺地域の学校も積極的に臨時休校を検討するよう求める通知を出したばかりだった。急な方針転換となったことについて、「政府がさらなる大方針を示したということだと思う」と述べ、文科省の想定を超える強い要請に踏み切ったことを示唆した。

 会見は国会内であり、約10分の予定だったが、約5分で打ち切られた。萩生田氏は「午後、必要があれば私からも再度説明をしたい」と述べ、衆院予算委員会に出席するため立ち去った。

https://digital.asahi.com/articles/ASN2X365NN2XUTIL002.html

25日に「感染者が生じた学校の周辺校も臨時休校の検討を」とした旨の通知が出されました。この通知を見ながら休校の可能性を模索していたのに、唐突な首相要請で全てが吹き飛びました。

「柔軟に判断」としていますが、詳細は自治体・家庭・家庭に丸投げするのでしょうか。

「要請」「柔軟に判断」「政府が大方針を示した」としても、既に多くの教育委員会や学校は「指示」と見做して動き出しています。

児童生徒は3月2日から、下手をすると4月の始業式まで休校です。その間、ずっと「自宅で過ごす」とは無理な話です。

昨日、子供と話をしました。「ディズニーランドに遊びに行きたい!」と返ってきました(流石に無茶です)。

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(追記)

首相「1、2週間が極めて重要」 新型コロナ

 安倍晋三首相は28日午前の衆院予算委員会の冒頭、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策について、「ここ1、2週間が極めて重要な時期だ。情勢の変化を踏まえ、何よりも国民の命と健康を守ることを最優先に、やるべき対策をちゅうちょなく決断し、実行していく」と述べた。27日夕の政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、小中高校などに3月2日から春休みに入るまで臨時休校にするよう要請したことも報告した。

 議員からの質問に対する答弁ではなく、首相が自ら求めて発言した。

https://digital.asahi.com/articles/ASN2X32R8N2XUTFK004.html

記者会見を行って説明し、記者からの質問に答えて欲しいです。

休校しない判断もあり得ると文科省

 文部科学省で記者会見した同省担当者は28日、一斉休校はあくまでも要請だとして、各教育委員会などが休校しない判断をすることは排除しないとの見解を示した。

https://this.kiji.is/605944231048938593

丸投げ!

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(追記)
国会後の文科相記者会見が始まりました。
・休業期間等は地域の実情踏まえて設置者が判断を、地方の判断を尊重
・児童生徒は自宅待機、不要不急の外出自粛を
・感染ルートが不明な患者が増えてきた、学校クラスター化を回避
・各自治体への連絡時間は今日1日
・学校関係者の罹患者が増加中、児童生徒の感染を避けたい
・専門家会議でも検討してきた
・北海道の状況次第では、3月半ばに休校解除も可能(否定する物では無い)
・「春休みまでの休校」で各自治体の裁量権を与えた(春休み中の授業を想定?文科省が与える裁量権?)
・各設置者は責任と自覚を持って判断して欲しい(うろぎき)
・中央教育行政法を根拠、設置者へ文科省が指導助言できる、お願いベースで進めている
(少し聞き逃し、アベマTVへ)
・患者がいない所の学校閉鎖は必要ないと思っていたが、専門家会議での指導・感染ルート不明の増加、政府と文科省のアプローチの違いを昨日調整した
・共働き世帯等の手当より、1日も早く休校するのを優先した、総理が国民の前で「責任を持つ」と約束した
・「春休みまで」は大きなスパンを示した(少し詰め切れなかった)
・一定の準備時間が必要だったので、昨日ではなく今日会見した
・学習課題や部活動等、答えは絞りきれなかった、国が大方針を示した、一つずつ解決していきたい
・卒業式はかけがえのない機会、忸怩たる思い、休校期間や形態は設置者の判断を尊重
・違うスペースで学童保育、密度を緩和
・児童生徒の健康を第一に考えた、休校期間が長いと考えるのであれば、設置者が考えて欲しい
・自治体と連携しながら子供達を守っていきたい
(終了)