大阪府の1月14日の新型コロナウイルス感染者は2,826人でした。過去最多を更新してしまいそうな勢いです。

陽性率が15.2%と非常に高いのが特徴的です。濃厚接触者へ集中的に検査を行っているか、それとも検査件数が足らずに多くの感染者を見逃しているのでしょうか。

茨木市の学校関連⑦と交野市の児童施設関連でクラスターが発生しました。ワクチン接種をできていない11歳以下の子供は、新型コロナに対して非常に脆弱です。交野市の児童施設で17人感染は大規模なクラスターになりかねません。

大阪市立学校3校が臨時休業(土曜授業中止の為)

新たに大阪市立学校3校が臨時休業を行うと発表しました。

https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000509375.html

これには注意が必要です。この3校はいずれも明日に土曜授業を行う予定でした。ここが臨時休業となってしまったので、大阪市のウェブサイトで公表するに至りました。

恐らくはこの何倍もの学校で一定程度の感染者が発生していますが、明日や明後日に授業を行う予定が無いので掲載されていません。

また、学級閉鎖や学年閉鎖に留まっている学校も多いでしょう。この臨時休業数は大阪市内における子供への感染拡大を反映していません。

教職員の感染も続出、下福島中学校では同僚間で感染も

感染する教職員も相次いでいます。「大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):教育委員会事務局の新型コロナウイルス感染症患者の発生」で検索した所、数多くの感染者が公表されています。

下福島中学校では教職員間での感染が確認されました。

大阪市立下福島中学校に勤務している教職員が新型コロナウイルス感染症に感染していることが、令和4年1月14日(金曜日)に判明しました。

当該教職員は、すでに陽性が判明している教職員1名(令和4年1月13日公表)との教育活動での接触により、濃厚接触者として指定された教職員で、ほかに濃厚接触者はおりません。

https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000554926.html

保育所等における感染者や休業数も不明です。全数を公表している他市の実例から推測するに、相当数の施設が臨時休業を行っていると考えられます。「登園している施設が臨時休業した」「子供が感染した、濃厚接触者と認定された」というメールも頂いています。

知事「病床使用率35%で重点措置、50%で宣言要請

大阪府の吉村知事は「病床使用率35%で重点措置、50%で緊急事態宣言の要請を検討する」との旨をコメントしました。

病床使用率が35%になった時点で特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を国に求める考えを示した。50%に達すれば緊急事態宣言の発令要請を検討する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0246c99ecc80506450369348c1ddd4176afc9591

1/14時点での確保病床数は3,722床、使用数は801床、病床使用率は21.5%です。重点措置要請基準たる35%に達するのは1,303床、緊急事態宣言要請基準たる50%は1,861床です。

オミクロン株の感染力の強さにより、病床使用数は鰻登りです。感染者が減らない限り、日に日に重点措置や宣言へ近づいていきます。

お世話になっている小学校では、3学期の学校行事を全面的に取りやめるという話が検討されているそうです。今後も感染者が増加し続け、しかも子供への感染が広がれば仕方ありません。

感染のピークは見えません。