未だに理解できないルールの一つが「使用済みオムツの持ち帰り」です。我が家にとっては「百害あって一利なし」です。
『使用済みおむつ持ち帰りルール』東京は2割だけど大阪は6割超の自治体が導入 保護者や保育士に「臭い」「衛生面」の負担
https://www.mbs.jp/4chantv/news/kodawari/article/2022/01/087253.shtml
保育所からの帰り道、使用済みオムツを持ってスーパーマーケットへ買い物に行くのは強い抵抗感が未だにあります。ビニール袋で二重に縛っても臭います。特に夏場はダメです。
帰宅途中に小児科等へ通院する時も困りました。いろいろと検討した結果、最終的には診療所の玄関外にベビーカーと一緒に置く事にしました。
以前に保育士に「どうして持ち帰るのか?」と訊ねた所、「尿や便の状態を確認して貰う為」という返事がありました。しかし、帰宅後に確認した事は一度もありません。使用済みオムツを開いて中身を開封し、再び畳んで処分する気にはなれません。
子どもの体調は使用済みオムツを見なくても分かります。見た目の様子、保育士からの話や連絡帳、帰宅後の様子や排泄具合から十分な情報が得られます。使用済みオムツを通じた体調把握は不要です。
使用済みオムツの持ち帰りは保育士にとっても負担になっています。オムツは各園児毎の汚物用ビニール袋へ入れています。これとは別に着替えを入れるビニール袋も掛けられています。保育室内はビニール袋だらけです。分類して廃棄する手間が掛かります。汚物入れが1つに集約できれば、業務負荷は確実に減るでしょう。
保護者にとって精神的ダメージが大きいのは、時に他の園児の使用済みオムツが紛れている事です。自分の子供の使用済みオムツを持ち帰って処分するだけでも大変ですが、他の園児のオムツを見るとげんなりしてしまいます。一度では「間違える事もある」と黙っていますが、何度も続くと園へクレームを入れました。
解決を妨げている問題の一つは「処分費」です。堺市の担当者も指摘しています。
「保護者がお家に持って帰られた場合は家庭ごみで無料で廃棄ができるんですけれども、園で処分となると『事業系一般廃棄物』という形になりますので費用が発生してくるんです」
https://www.mbs.jp/4chantv/news/kodawari/article/2022/01/087253.shtml
以前に東京都豊島区の事例を元に試算した所、0-2歳児1人当たりの処分費は月額250円でした。
この金額でオムツの持ち帰りが無くなるなら喜んで払います。給食費等と一緒に毎月徴収しても、年1回でまとめて徴収しても構いません。
保護者や保育士の負担を大きく軽減する為にも、「使用済みオムツの持ち帰り廃止」は協力に推進して欲しいです。これこそは「昭和の異物」です。
少子化対策の一環として、こども政策担当の野田大臣に記者会見等で言及して頂けると話が急激に進むと感じます。