2022年度保育所等一斉入所申込状況分析、第8回は城東区です。

※10月27日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


昨年より入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、0.1倍以上減少した区は水色、入所倍率が2倍を超えた箇所は赤、優先枠申込者が存在する箇所は緑で表示しています。

城東区の保育所等への申込者は1024人でした。市内で最も多い区です。街中を歩いていても人口密集地や大型マンションが数多く確認できます。

市内中心部へのアクセスも良好です。加えて大型公園が多いのも特徴的です。共働きと育児を両立するには理想的な地域だと感じています。

2022年度一斉入所では0-1歳児の申込数がやや減少しました。が、入所のしやすさに大きな影響を与えるほどではありません。

昨年より厳しくなったのは2-3歳児です。申込数が微増したのに加え、募集数が減少したのが要因です。入所倍率は2歳児が1.44倍、3歳児が1.20倍へと上昇しました。

0歳児は第1希望が適度に分散しています。第1希望倍率が2倍を超えたのは、東中浜ひばり保育園と鴫野保育所のみです。大半の方が第1希望とした保育所等へ入所できる見通しです。

その反面、1歳児は一部保育所等に第1希望や優先枠申込者が集中し、著しく倍率が高い保育所等が発生しています。

特に厳しいのは認定こども園成育児童センター(3.5倍)・認定こども園関目聖マリア幼稚園(3.5倍)・城東よつばこども園(6.67倍)・がもう保育園(3.13倍、優先枠あり)・トレジャーキッズてんのうでん保育園(4.33倍、優先枠あり)・あい・あい保育園鴫野園(4.75倍、優先枠あり)・ニチイキッズ深江橋保育園(8倍)です。

こうした保育所等へ加点無しで入所するのは困難でしょう。きょうだいですら危うい保育所等もあります。

また、この中には公立保育所がありません。「公立保育所離れ」は他区でも進行しています。建物や設備が古いのが理由の一つでしょう(建替と同時に民間移管されるのが専らです)。

2歳児でも入所倍率が著しく高い保育所等が目立ちます。

きらら保育園(5.5倍)・すみれ保育園(7倍、優先枠あり)・愛育保育園(3倍)・諏訪保育園(2.25倍)・認定こども園関目聖マリア幼稚園(3.33倍)は注意が必要です。募集数が非常に少ない保育所等も多く、相当の点数が必要となります。。

3歳児は地域型保育事業の卒園児(6点加点)や何らかの加点を有する児童が先に決定し、その後にフルタイム共働き(加点無し)が決まる流れとなります。

倍率が著しく高い保育所等は卒園児が集中している可能性が高いです。点数に自信がない方は、別の保育所等もご検討下さい。

今後の予定&運営支援のお願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容は2022申込分析、昨年の内容は2021申込分析からご覧下さい。

「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。

既に多くの方からリクエストを頂いております。ありがとうございます。

次回は住吉区・東淀川区等をお届けする予定です(順序は前後するかもしれません)。

多少のお時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい(特にメールへのお返事には長い時間を頂いています)

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