信号を無視して交差点へ突っ込んだ乗用車が、大人2人と子ども2人をはねました。2人が重体です。岡山県総社市の出来事です。
【速報】園児ら2人重体 信号無視の車が交差点に突っ込む 会社役員の男を逮捕【岡山・総社市】
4日朝、総社市の国道で、幼稚園児と保護者、あわせて4人が信号を無視して交差点に進入してきた乗用車にはねられました。
園児ら2人が意識不明の重体となっていて、警察は、乗用車を運転していた新見市の会社役員の男を現行犯逮捕しました。
(近所の人は…)
「ドーンという音がした。 (はねられた)3人がピクリともしない。小さい事故は結構あるが、こんなに大きな事故は初めて」4日午前8時35分頃、総社市総社の国道180号の交差点で、幼稚園児の女の子2人と保護者の女性2人が、横断歩道を横断中に乗用車にはねられました。
この事故で、女の子1人と女性1人が意識不明の重体、他の2人は軽傷です。
警察は、前をよく見ていなかったとして、乗用車を運転していた新見市井倉の会社役員、林田覚容疑者(64)を過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
警察によりますと、林田容疑者は、取引先に向かう途中で、事故当時、歩行者側の信号は青、乗用車側の信号は赤で、林田容疑者は、信号を無視して交差点に進入し、4人をはねたとみられています。
警察が事故当時の状況を詳しく調べています。
ザグザグ総社店前で事故が発生しました。
この界隈は総社市役所・JR総社駅・JR東総社駅に囲まれており、市内の中心部と言える場所です。付近には天満屋ハピータウンやワークマンといったロードサイド店もあり、交通量が多い道路です。
事故現場は片道1車線の信号交差点です。前方を注視していれば、信号を見落とす事はありません。スマホか何かに気を取られ、前を向いていなかったのでしょう。
大阪市内でも前方をあまりよく見ていない車を時折見かけます。私も子どもと一緒に横断歩道を歩いていたら、赤信号で突っ込んできた車にはねられそうになった経験があります。
当時はスピードを全く落とさずに赤信号に近づく車に気付き、子どもの手を引いて咄嗟に後ろに下がって難を逃れました。
スマホのながら運転等で突っ込んでくる車を避けるには、たとえ車道が赤信号でも歩行者が警戒を怠らないしかありません。横断歩道を渡っている際は、常に左右に視線を飛ばす様にしています。
でも、盛んに走りたがる子どもと一緒に歩いている際は難しいですね。どうしても視線や注意が子どもに向いてしまい、車への警戒が疎かになってしまいます。
大人1人と子ども1人が重体です。何とか助かって欲しいです。
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(11/5追記)
容疑者は居眠り運転をしていました。被害者は10メートルほど飛ばされた可能性があり、相当の速度が出ていたと考えられます。
岡山県総社市で4日、幼稚園に登園中の女児ら4人がはねられ2人が重体となった事故で、県警が自動車運転処罰法違反容疑(過失傷害)で現行犯逮捕した会社役員林田覚容疑者(64)=同県新見市=が運転中に居眠りしていたとの趣旨の供述をしていることが同日、捜査関係者への取材で分かった。
4人が衝突の衝撃で10メートルほどはね飛ばされた可能性があることも県警や目撃者への取材で判明。林田容疑者が赤信号を無視して突っ込んだ疑いがあるとみて調べている。
車種はライズ(トヨタ)です。
同車には被害軽減ブレーキアシスト機能が搭載されています。事故で作動したかは不明です。
https://toyota.jp/raize/feature/?padid=from_raize_top_feature_4#ft-safety
ただ、発動していればブレーキ痕がある筈ですが見当たりません。10メートルも飛ばされないでしょう。
本機能は対歩行者の場合は約30〜約60km/hで作動するそうです。
■被害軽減ブレーキアシスト機能は、速度差が約30〜約120km/h(対歩行者の場合は、約30〜約60km/h)で作動します。
これを超えた速度で走行していた可能性があります。が、市内中心部で混んでいる片側一車線道路でこんな高速を出せるとは考えにくいです。「猛スピードで走っていた」という証言もありません。