2022年度保育所等一斉入所申込状況分析、第2回は北区です。

※10月27日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


(保育士等優先枠のマーキングが抜けていたので、11/4に画像を差し替えました)
昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。

大阪市内で最も保育所等の新設が精力的に進められているのは北区です。

2020年度一斉入所での募集予定数は613人でした。そして2022年度一斉入所では900人まで増加しました。わずか2年間で1.5倍の募集増とは驚異的なペースです。

新年度の一斉入所で生じた大きな変化は、1歳児・2歳児申込数の減少でした。

昨年の0歳児申込数が減少した反動で今年は1歳児申込数が増加すると予想していましたが、蓋を開けてみれば大きく減少していました。

2021年度一斉入所における0歳児入所倍率が1倍を大きく下回った、年度途中入所が多かった、少子化が更に進んだ、あたりが主な理由だと考えられます。

数年前の1歳児入所倍率は2倍を大きく超えていましたが、今年は1.24倍まで低下しました。

ただ、第1希望が6年保育を行う保育所等に集中しているのは従来通りです。

1歳児第1希望倍率が2倍を超えたのは、大阪主婦之会保育園・長柄保育園・同心保育園・音色つばさ保育園・中之島ちどり保育園・ちゃいれっく東天満保育園・金蘭会保育園・さくらんぼルーム・明の守中崎町保育園・クオリスキッズ天六保育園・あい・あい保育園大淀中園です。

倍率が著しく高かったり募集数が僅少である保育所等の多くは、何らかの加点が無ければ入所するのは難しいと感じています。

こうした保育所等を第1希望とする方は、第2希望以下に記入する保育所等を慎重に検討して下さい。

新設された天音つばさ保育園やトレジャーキッズほんじょう保育園は多くの第1希望が集まっています。両園では共に1歳児・3歳児の第1希望倍率が1倍を超えました。

既設園の1歳児や3歳児は募集数が決して多くありません。1歳児はきょうだい加点がある児童もいます。

一方で新設園は全定員を一括して募集するので、1歳児や3歳児の募集数が非常に多いのが特徴的です。加点無しでも入所できる可能性が高くなります。

穴場かもしれないのが中之島ちどりキッズの1歳児クラスです。中間発表時点では第1希望者がいません。

同園は中之島ちどり保育園と同一法人が運営し、連携施設とされています。中之島ちどり保育園への優先入所枠が設定されているので、6年保育が事実上保障されています(優先枠に限りがある恐れがあるので、詳しくは同園へお問い合わせ下さい)。

※優先入所について指摘した箇所は誤りだったので、全面的に削除しました。ご迷惑をお掛けしました。

今後の予定&運営支援のお願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容は2022申込分析、昨年の内容は2021申込分析からご覧下さい。

「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。

既に多くの方からリクエストを頂いております。ありがとうございます。

次回は阿倍野区・福島区・淀川区・港区・平野区等をお届けする予定です(順序は前後するかもしれません)。

多少のお時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい(特にメールへのお返事には長い時間を頂いています)

同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。

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