(2025/1/31追記)
逮捕された元保育士の無罪判決が確定しました。
神奈川県平塚市の保育園で2017年、預かり中に死亡した女児=当時(1)=への傷害致死罪に問われた保育士だった女性(49)を無罪とした横浜地裁の判決について、横浜地検は31日、控訴を断念したと明らかにした。控訴期限は30日で無罪が確定した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a716e7f77dfb1e97ee3dd515a319ad011cb2e55
無罪判決の確定を受け、氏名等は伏せ字表記に変更します。
一方、亡くなった女児に何が起きたのかは未解明のままです。保育所等での日常生活にてくも膜下出血を伴う頭部打撲や頭蓋骨骨折が起こるとは考えにくいです。
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(5/27追記)
平塚市が検証報告書を公表しました。
平塚市特定教育・保育施設等における重大事故の再発防止のための事後的検証委員会からの報告
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/page02_e00001_02186.html
事件発生から4年後に保育士が逮捕された事もあり、本事件の内容等は大きく報じられなかった覚えがあります。知らなかった事実や、未だに解明されていない事柄等につき、報告書で指摘されています。
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執念の捜査です。4年前の2017年4月に中原保育園(神奈川県平塚市)で1歳女児が死亡した事故につき、神奈川県警は園に勤務していた40代女性を逮捕する方針を固めました。
神奈川県平塚市の私立認可保育園で2017年、保育中の女児(当時1)にけがを負わせて死亡させたとして、県警は1日、保育士、****容疑者(45)=同県伊勢原市=を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。**容疑者は「やっておりません」と容疑を否認しているという。
捜査1課によると、**容疑者は17年4月27日午後0時35分ごろ~午後1時5分ごろ、保育園内で女児に暴行を加え、同日午後3時5分ごろ、搬送先の病院で、頭部打撲や頭蓋骨(ずがいこつ)骨折に伴う外傷性くも膜下出血により死亡させた疑いがある。
女児は17年4月27日昼ごろ、園内で昼寝の時間中に意識がない状態で見つかった。同日午後1時5分ごろ、園側から消防に救急要請があり、病院に運ばれたが死亡が確認された。
女児は午後1時過ぎ、昼寝の時間にぐずるなどした子を他の園児から離すための「一時保育室」でぐったりしていた状態で見つかり、約2時間後に搬送先の病院で死亡した。頭部打撲と頭蓋骨骨折が見つかったものの、当時はけがの原因を特定できなかった。
県警が医師ら複数の専門家に意見を聞いたところ、転倒など日常生活に起こりうる事故で生じるものではなく、人為的に強い衝撃を加えられた可能性が高いとの所見が出されたという。
県警は園の職員らから話を聞くなどして、当日の勤務態勢などを精査。事件に関与した可能性がある人物の絞り込みを進めてきた。**容疑者には事件直後に加え、昨年12月に任意同行を求めて事情聴取したが、関与を否定したという。
直前に女の子の寝かしつけを行った45歳の保育士が、頭に強い衝撃を加えて死亡させた疑いがあるとして、傷害致死の疑いで逮捕状を請求し取り調べを始めました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211101/k10013330181000.html
「寝かせつけを行っていた保育士」という言葉は衝撃的です。忙しい保育所では、1人で寝かせ付けを担当する時間帯もあるでしょう。もしも保育士が悪意を持っていたら、防ぎ様がありません。
1歳児が保育室内で脳に損傷を受けるほどの衝撃を受けるシチュエーションは考えにくいです。室内での転倒で生じる傷ではありません。
医師の鑑定に基づいて様々な可能性を一つ一つ潰し、最終的には寝かせ付けを担当していた保育士以外にあり得ないという結論に至りました。
事件が発生したのは中原保育園です。
園長がインタビューを受けています。
傷害致死の疑いで逮捕された伊勢原市の保育士・****容疑者は、平塚市内の中原保育園に勤務していた2017年4月、当時1歳だった****ちゃんに暴行を加えて死亡させた疑いが持たれています。警察によりますと、**容疑者は調べに対し、「やっておりません」と容疑を否認しているということです。
1日午後、保育園の園長が取材に応じました。
中原保育園園長「大変驚いております。重く受け止めて、今後、捜査の推移を見守りながら対応してまいりたいと思っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/41e465a8fb5a8dbaad2e26c13a7a8d759db18960
事件当時に0歳児・1歳児クラスに所属していた園児は、現在は4歳児クラス・5歳児クラスに所属しています。当時の出来事を記憶している保護者もいるでしょう。
「まさか」という思いや、「やっぱり」という思いが交錯しそうです。中には事件に関与した保育士がその後も担当した園児もいるかもしれません。一歩間違えていたら、我が子が事件に巻き込まれていた恐れがありました。
驚くべき事に、****容疑者は事件後も出勤し続けていました。少なくとも2020年12月までは勤務していました。
保育士の年齢も気になりました。40代となると、多くの保育所等で勤務経験を積んでいた筈です。過去に勤務した保育所等でも疑わしい事故等はなかったのでしょうか。
本日中には事件の詳しい経緯等が報じられると思います。

SBS疑いのある人を弁護する側の弁護士のサイトですので偏りはあるかと思いますが、こちらを読む限り検察がかなり強引な対応をしていたと推察されます。
そもそも外傷によるものくも膜下出血ではなくRSウィルス感染による致死性不整脈による死亡であったのかもしれません。
逮捕だけで有罪との偏見を持ってしまうのも気をつけないとなあと思いました。
当該保育士の苦しみはとてつもないものだったと思いますが、
保護者にとっても、せっかく苦難を乗り超えて生きてくれていた我が子が他殺されたかもしれないという苦悩を抱くこととなり、
やりきれない思いです。。
その他の関係者も含めて非常に悲しい出来事だったと思います。
https://shakenbaby-review.com/wp/2025/02/03/%E5%B9%B3%E5%A1%9A%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E5%86%A4%E7%BD%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E2%80%95%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E3%81%AF%E6%8E%A7%E8%A8%B4%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9A%E4%B8%80%E5%AF%A9%E3%81%A7%E7%84%A1/
寝ないで騒ぐ子の布団を離す行為が虐待だと、研修で習いました。寝返りでうつ伏せになってしまう子を仰向けに直しても、嫌がりうつ伏せになる場合、起こしてでも仰向けにと。
保育士の昼休みは無給で無休(꒪д꒪II
コメントありがとうございます。うつぶせ寝によるリスクが周知され、仰向け寝を徹底するのは良い傾向だと思います。でも、昼休みが事実上無く、働き続けるのは問題です。保護者目線でも保育士は忙しすぎます。もう少し人員配置を強化してもらいたいです。