大阪府の松井知事が、府議会健康福祉委員会にて「地域限定保育士」を導入していきたい考えを述べました。

大阪府内限定保育士導入へ 知事表明
2014年10月22日 09時00分
人手確保向け 独自試験

 大阪府の松井知事は20日、現在の国家試験とは別に、府が独自に試験を行い、合格後は少なくとも3年間、府内でしか働けない「地域限定保育士」の導入を目指す考えを明らかにした。
 地域を絞って規制緩和を認める「国家戦略特区」の一環で、保育士の確保が狙い。
 この日の府議会健康福祉委員会で、徳村聡議員(大阪維新の会)の質問に答えた。松井知事は「待機児童の解消は喫緊の課題だ。条件が整えば、早急に実施したい」と述べた。

 保育士は国家資格で、試験は年に1回、各都道府県が同一の日程、同一の試験で実施。合格者は全国で働ける。府内では毎年約3000人が受験し、400~500人が合格している。
 「地域限定保育士」は、これとは別日程で試験を行い、合格者は3年間、特区内で勤務すれば、全国で働ける。ただ、府が試験を用意する必要があり、現在は受験料(1万2700円)の範囲内で賄われている費用に、新たに府の負担が生じる可能性があるという。まだ制度設計が定まっておらず、府子育て支援課は「国には急いでほしい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20141021-OYT8T50123.html

地域限定保育士の導入目指す
10月20日 21時06分

大阪府の松井知事は府議会の委員会で、保育士の人材確保につなげたいとして、政府が国家戦略特区で認める方針の「地域限定保育士」制度の導入をめざす考えを示しました。
政府は、子育て支援策の充実に向けて「国家戦略特区」で、3年程度働くことができる「地域限定保育士」を都道府県を限定して認める方針です。
これに関連して府議会の委員会で、大阪維新の会は、「待機児童の解消に向けて、府内でも担い手が足りなくなっていると聞くがどう取り組むのか」と質しました。
これに対し、松井知事は、「子育ての環境を充実させるために、保育士の確保は重要だ。国家戦略特区の『地域限定保育士』制度を活用したい」と述べ、新たな保育士制度の導入をめざす考えを示しました。
そのうえで、松井知事は、制度の導入に伴って、全国で年1回実施されている保育士試験を、府独自に2回実施できるよう、国に対して、法整備などを求めていく考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141020/4865011.html

上記記事にある通り、地域限定保育士は特区内で3年間勤務すれば以降は全国で働ける保育士資格です。
国家戦略特区で認められる方針となっています。

この考えが明らかになった、大阪府議会健康福祉委員会での発言を議会中継(10月20日健康福祉常任委員会・徳村聡議員との質疑)から引用します。

【徳村聡議員(大阪維新の会・みんなの党都構想推進大阪府議会議員団)】
保育人材の確保が重要
府有地の社会福祉法人への優先売却・転用
施設整備は進んでいる

一方、人材が足りなくなっているとよく聞く
実家は保育園を運営している
10年前は10人以上が受けに来ている
去年は殆ど来ていなかった
回りの園もどこも少ない

養成校(短大・大学・専門学校)の話
資格を持っていてもたとえば別の事務職員として就職する方も多い
新卒人材がどんどん少なくなっている

平成14年に結婚した
妻は薬剤師
保育所で働く資格ではない
保育士試験を受け、資格を得て入社した

保育士となるには養成校・年1回の試験での資格取得という方法がある
使える手はあらゆる手段を使うべき

国家戦略特別区域諮問会議
地域限定保育士(仮称)
年回2回目の保育士試験が行える
大阪府の取り組みは?

【松井知事】
制度の担い手である、保育所の人材確保は重要な課題
年間2回目の保育士試験の実施をやりたい
国で議論されている最中
国に法整備・試験運営体制・実施経費等の条件の整備も求めていく

試験実費は受験料として負担している
大阪だけでやると経費負担が発生してしまう

多大なる府費の投入には納税者の理解が必要
待機児童・子育て支援
特区の法律を早期に成立
経費等の条件整備

国に求める
実施時期を定めたい

【徳村議員】
新聞情報
第1回は神奈川県で実施する見込み

8月に筆記・10月に面接・12月に発表
平成28年1-2月あたりを向けて準備を進めて頂きたい

【松井知事】
待機児童の解消は喫緊の課題
女性の活躍
1日でも早く成し遂げたい
法整備等の条件が整った時点で第2回の試験を実施できる様にしたい

質疑時間は約10分でした。
知事は前向きな姿勢ですが、国による立法等の条件整備が前提としています。

なお、この「地域限定保育士」構想については、近日中に改めて記事化する予定です。
目標とする待機児童の解消に果たして繋がるのでしょうか。